未確認飛行物体や宇宙人に関しては、オバさん的に「今さら感」が物凄く強いのですよ。つまり、これをテーマにした話で有名な出来事は、もう30年以上も前から語り尽くされており、今さら改めてここに記す話題など何ひとつないってこと。ロズウェル事件やケネス・アーノルド事件にヘブンス・ゲート事件、ヒル夫妻のアブダシクョン…ウンモ星人とか金星人、エリア51なんて「物語」もありました。この一番最後の、アリメカ空軍と宇宙人の共同基地といわれる砂漠の施設は、現在、「エリア52」の存在説が語られています。
いずれにせよ、UFOや宇宙人絡みの有名事件のすべては、ネット検索で簡単に詳しく知ることのできる時代、このブログにそれ専用のカテゴリを開設する必要性を感じません。だから、「ミステリー」という大まかなテーマの中で気の向いたときに語ってみようと思います。
これほど情報の流通が発展した時代に、UFOと聞いて即「宇宙人の乗り物」と思う人はそう多くない…はずです。あくまで、目撃した人の知識の範囲で確認できない飛行物体であり、近年はその正体のいくつかが明らかになっていますね。例えば、イベントなどで空へ放たれた風船の集団とか、発光しながら空中ショーを展開するドローン編隊とか。光るといえば、足や腕に発光灯を装着し、数人でパラシュート降下していくアクロバット的なスカイダイビングも、知らない人が遠くから見るとUFOそのものです。実際、テレビ番組で「まさに、それ!」という投稿映像がありました。
ただし、現在も地球の大気圏内に、「本物」が飛び交っているのは事実。去年、そう新しい映像ではないにしても、アメリカ軍が正式に未確認飛行物体と認めたことは、マニアに限らず一般社会でも話題になりましたね。オバさんが印象深かったのは、日本のあるテレビ番組で聞いた元自衛隊パイロットの話。飛行中に目撃したUFOを語り、「現在の流体力学では有り得ない形状だった」と締めくくった言葉に、思わず背中がゾクッとしました。たぶん、これも本物の目撃でしょう。今もわたしたちの頭上の空間に、「何か」が飛行しているのは確か。でも、そこに宇宙人が乗っているという思考は、もう終りにしてもいい時代ではないかと考えます。
UFO事件の金字塔というべき、1947年のロズウェルUFO墜落事件で一気に開花(?)した宇宙人との遭遇物語。地上に着陸した宇宙船から降りて来たとか、テレパシーに誘導された場所で密会(??)したとか…。こうした物語の2大スターが、ジョージ・アダムスキーの金星人と、サットン農場事件のウンモ星人ってところですか。しかも、ほぼすべての物語はロズウェル事件以後30年の間に誕生し、21世紀の現在、「見た」という情報や映像は氾濫しても、「遭った」なんてお話は少なくともオバさんの耳には一切入っていません。
そもそも、地球外の高度知的生命体が、乗り物で地球にやって来るという思考レベルがいかに低いか、現代に生きるわたしたちならば理解できますね。宇宙人を見た、彼らに遭った、そして襲われたという物語の多くは、人工衛星がなければ宇宙ステーションもない、ましてや、ごく普通の一般人が瞬時に地球の裏側の出来事を知ることなど、想像すらできない時代に生まれたのです。
宇宙のどこかに、人類をはるかにしのぐ高度知的生命体が存在するのは、現在でも多くの科学者が認める事実です。しかし、実際の宇宙空間は、現代科学で確認できる最大限の数万倍ともいわれます。わたしたちの想像を絶する広さ、というワケですね。そんな空間の中の、小さな銀河の小さな太陽系の惑星目指して「彼ら」が来る理由も目的もないという、ある宇宙物理学者の力説には、オバさん…思わずうなづいてしまいました。
では、今も空を飛びかう本物のUFOとは何でしょう。そのものズバリで、未確認飛行物体です。少なくとも宇宙人の飛行船ではなく、もしかしたら人間の操るドローンのような。「何者か」の意図でリモートコントロールされた飛行体みたいなモノが、目撃や撮影されたUFOの中にはあるかもしれません。
専門家の意見によれば、宇宙のどこかに存在する高度知的生命体の確認で有効なのは、電波だそうです。その、もっとも劇的な事件が1977年、オハイオ州立大学の電波望遠鏡が捉えた通称「Wow!シグナル」です。それは、いて座の方向からやって来た明らかに人工的な意図のある電波で、現時点で正統派アカデミーが唯一認める地球外知的生命体の存在を示すモノになっています。ただ、残念ながら2021年の今も、このシグナルの発信者が「どこの誰」か、まったく解明されてないようです。
皆さんの身の周りにも、「UFOを見た」という人が大勢いらっしゃるでしょう。風船やドローンを「それ」と信じた目撃を含めると、国の人口の半分近くが体験しているそうですよ。かく言うオバさんも、名古屋市内の高層ホテルの窓から、それを目撃しました。典型的なアダムスキー型で、お椀をひっくり返した形状の下側に装着する丸い5つの金色のボールを、くるくる回転させながら窓をかすめるように浮上して行きました。興味深いのは浮上前、それが名古屋市内の街灯りに溶け込んでいたこと。こうした「突然の目撃」は、スマホを手に握っていない限り撮影は無理です。そう、名古屋の街灯りの一部が突然舞い上がったとき、オバさんはその美しさに見とれ、スマホを取るため目線を外すなんて考えられなかったのですよ。
2021年の現在も、高度知的生命体の探査は続いているのでしょうかね。太陽系の地球以外の惑星に水の痕跡があったとか…そんなニュースは見た気がするけど、今の人類はコロナで「それどころじゃありません」ってところかな?
ともあれ、人口知能が暗躍(?)し、生命の源であるDNAすら意図的にコントロールできる現代は、空で見掛けたUFOに宇宙人が乗っている、という思考の終焉の時代になるかもしれませんね。