ミラクルがおきました。

前からずっと味噌汁を作ったところで、味はいつも違うし、自分がよしと思っても旦那が薄いと言ったり(←じゃぁ自分で作れ的な・・でも、つくり直せとか言わないけどね・・そんなこと言うと金輪際味噌汁が食卓にあがることがないのを知ってるので・・苦笑)、たいして美味しくないし、ガス口一つ使ってメイン作るだけで本当は精一杯。

そんな感じで、もうこのごろはインスタントのみそ汁「飲みたい人~?」みたいな状態の我が家のすさんだ食卓でした。

出汁のみそ汁が美味しい美味しいと皆さん書いてあって、実行するまでにしばらくの期間かかりましたが、この前やっと出汁に挑戦。
面倒で行動が遅いわけでないのです。
まず出汁が私なんかがとって、美味しいものができるのか・・という超自分を信じていない疑問やら、今までのまずいのは味噌の量がわからないだけであって、誰かが研究を重ねて販売ラインにまでのし上がった文明の結晶である「化学調味料」の顆粒だしが昔からの出汁の味とかけはなれているわけがないとか、色々考えるのですよ。
毎日毎日、出汁の事を考えない日はないくらい考えてました(苦笑←おばかさん)
でも、グリーンコンシューマーの指導者の資格を取るときに、自分で発表の為にまとめたのは体に影響があるのに身近に存在する有害化学物質のことだったりして、自然の物でない実験室の中で作られる模造の調味料が信じられるものでできていないのもよく分かっていました。

考えに考えた結果、一度出汁をとってみそ汁を作ってを試してもいいかも知れないと思い、行動にうつした次第です。

面倒な女です。

で、公開してくださっている出汁のとり方のメモをとって紙に起こして、凄く決心をしてやってみました。
決心をするなんていいすぎに見えるでしょうが、自分がいいかも知れないと思いながら、やってみて「カワンネー」とか「ワカンネー」とか「インスタントのほうがうまい」とか否定された日には立ち上がることができません(笑)
打たれ弱いの(爆)よく信じてもらえないけれど・・・

自分がよければいいじゃないともよく言われますが、自分の味覚は本当におかしいようで(あぁ、ついでに嗅覚もおかしいかも←家族みんながわかるくらいにおいが充満していても気づかない・・けどタバコのニオイには人一倍敏感)自分が美味しいと思ったとして、それが正しいのか心配になるので、自分のスタンスとしては、家族が美味しいといってくれれば、それが目標な感じです。

で、いざやってみて、ミラクルが起こりました。

「タロウガみそ汁ノンデルーーー!!!!」
5歳になった息子は、インスタントの時は「おつゆはいらないよ」とかそんなことばっかりしか言わなかったのですが、今回最初から食いつきが違い、おわんを持ってごくごく飲みながら「美味しいね~♪まだある?」とおかわりしました。

ミラクル・・・・・・

マジで驚いたんだけど

で、子供1子供2もとても美味しいと飲んでいて、子供1は「今までのはさ、みそ汁飲んでもみその味で終わりだけど、これはみその味が終わったと思ったところから、出汁が追っかけてくる感じだね」と独自の世界観を披露してくれました。

出汁が追っかけてくるって・・・

夜遅くに帰ってきた旦那に、飲んでみる?と恐る恐る渡してみると、無言(爆)
どうなの?とダイレクトにきいてみると、「インスタントと違うさ~美味しいよ。吉野家のみそ汁みたいでさ・・今まで何か足りないって思ったのは出汁だったのか。味噌の量とかそういうのかな?」

・・それは褒め言葉?・・なのか?
わけ判らないから、放置(爆)

で、翌日。

2日も続けてみそ汁が食卓に上がるのも本当何年ぶり?的なうちですが、2日目は同じように皆さん積極的にお飲みになられて、ご飯が終わった後に台所に行ったら、

・・鍋のみそ汁が綺麗になくなってるーーーー!!!

ミラクル。

何の液体も入っていないみそ汁を作った鍋。
最後の奴水つけとけよ(怒)とも思いながら、そんなに違うんだなぁとしみじみ思いました。

という私も、美味しいと感じていたけれど、自分の味覚は今回は皆さんと同じだったのか・・と納得しました。
小さいころ魚屋の娘だったので、鰹節とかにはなじみがありました。
今回は、小さい鰹節パックを使ったけれど、多分鰹節を

こうやって家でやって出汁とったらもっと美味しいかもとか思いました。
小さい頃よく手伝わされていたので。(←母は料理上手で料理関連で生きてきているのに、全く継承していない娘のヤラサレ感)
(←でも以外にこれも関連しているかも。何か作っても駄目だししかされたことないので。結婚してから母に料理作ったこと一度もありません・・恐ろしくて)


やっぱり顆粒だしより材料費が高いのが気になるけれど、これで料理の本で突っかかっていた
「ダシ2カップ」
とかの指示がわかるようになりました。
今まで困ってたんだよね~・・。大きな障害だったのよ。この表記。
最近の人気料理ブログがレシピ本になったとかって奴は、家に普通にないものは使いませんというくだりが売りで、出汁をとったことがない私は以前ダイレクトに「スゲーレシピ本」と絶賛して即購入でした。内容が「顆粒だしこのくらいをパラパラ~」みたいな書き方。

本当は、途中ネットで検索するとみんな書いてあった
「1番出汁は吸い物向けで、2番だしは煮物やみそ汁に・・」
系の記事に突っかかりそうだったのです。

じゃぁ1番出汁はみそ汁は駄目?みたいな。

自分がよきゃぁいいんですよね。でも何かの時に「みそ汁は二番だしダヨ・・一番だしは違う」なんて突っ込まれたら、立ち上がれない(苦笑←スーパーネガティブ)

そんな記事の合間に「私は一番だしでみそ汁作っちゃうよ!?悪い?」みたいな記事があり、ヨシと思ってそれで乗り越えました。

出汁ガラでも突っかかりそうでした。
まだ使えそうなこれら・・、ふりかけとか何かにするのもいいけれど、毎回そうしなければならないのは厳しいし、それをしなければならないと思うだけで多少まずくても顆粒で・・と思ってしまうくらいな難関でした。もったいないお化けに襲われる恐怖なくらいの障害壁。

これは、最初に出汁?そんなにいいの?出汁??みたいなきっかけをくれた魅力的なブログの彼女が、「出汁ガラ捨ててもいいよ」とどこかにチラッと書いてあったので、乗り越えられました。
それで出汁とるの躊躇しちゃうくらいなら捨てちゃえー!OKOKそれもアリヨ♪
そんな下品には書いてなかったですが、これは女神のほほえましいまなざしなくらい効力ありました。

で、出汁をとるという難関を何とかクリアした次第。

活用していけるかどうかは、自分との今後の戦いであります。
面倒なときは出汁パックとかでも全然OKと思っています。

一応何種類か方法もっとこうかなぁ・・とか(苦笑)

でも、案外覚えちゃえば簡単な手順で、家族も喜んで飲んでくれるみそ汁が作れるミラクルに遭遇できたのは幸せなことでした。
これきっかけに料理に多少でも自信持てたらなお嬉しい。