今日は、朝から久しぶりに「免責審尋」という手続で裁判所に。

ちまたで破産という言葉は聞くけれど、「免責」という言葉は

あまり一般的ではないでしょうか?


破産自体は、本来、この人はお金を払えない状態にありますよ、

だからこれから管財人という人を選んで破産手続きを始めますよってことを

裁判所が認定するだけで、だからといって、お金を払わなくていいですよって

ことまで言ってくれているわけではないのです。


そこで、破産にあわせて、免責の許可を申し立てて、これが認められると、

はじめてもうお金は払わなくてよろしい、ということがいえるわけですが、

本当に免責しちゃっていいのかなという判断をするために、

裁判所は破産者を呼んで事情を聞くわけで、これが「免責審尋」。


まあ、今の東京地裁の運用では、申立書にきちんと事情を記載しておくので、

申立ての後に何か変わったことはありますか?

ってことを確認して終わるだけなのですが。


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ところで、今日は、朝早くから、とんだ出来事が。



午前6時過ぎのことです。


突然、携帯電話の着メロ(サザンの涙の海で抱かれたい)が

けたたましく鳴り出したではありませんか音譜


何事かと思いますが、実家からの電話で、しかもこの時間。


よほどの重大事件勃発だと思いますが、

北海道の実家には、94歳のおばあちゃんが。。。

これは覚悟する必要があるなと思って、電話に出たところ、間一髪、

切れちゃいました。



あわててかけなおすと話し中。



これは益々、雲行きが怪しい(大体こんな時間から、他にどこに

電話してるんだ?)と思いながら、少し時間をあけてかけなおしてみると、

電話口に出たのは、親父。


私「どうした、何があった?」





親父「・・・ああ、間違えちゃった(*^o^*)」


だって。


ちょっと、いい加減にしてよ(◎`ε´◎ )

何時だと思ってんのよ!びっくりするっちゅうねん。


私の実家は、セリ人(魚市場でセリしてる人)なので、

午前4時とか5時には仕事が始まるわけです。

こういう人たちにとっての、午前6時って、我々のように

午前10時くらいから仕事する人にとっての午後12時みたいなもの。

話し中だったのも、次々と仕事の電話を掛けていた

ってことのようです・・・。


というわけで、なんだか、すっかり目がさえちゃって、

6時30分ころには、めざましテレビを見ることに。

そうしたら、いきなり地震が来て、またびっくり。

うちは、10階建ての10階の部屋なので、かなり揺れて

朝からまた怖い思いをしたのでした。


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こんなおばかな話を書いた後で何なのですが、

今日は、「光市母子殺害事件」の最高裁判決がありましたね。


最高裁のホームページで判決文が掲載されていましたので、

早速読んでみました。

出席検察官は私が札幌で修習していたころの札幌地検次席検事であり、

弁護人は、刑事弁護人としては日本随一の安田弁護士

(本件での訴訟活動については、同業者として

思うところが無いわけではありませんが)、

最高裁判事だって、裁判長は弁護士出身の濱田判事(退官)はじめ、

行政法学の大家・藤田判事など、優秀な方ばかり。


そんな人たちが関与して紡ぎ出された判決は、

いろいろな批判もあることは承知で、私には、よく検討されたもの

のように感じました。



「破ったら血が出るような判決を書け。」



とは、裁判官なら誰しも一度は耳にする言葉なのだろうと思いますが、

今日の判決、批判があることも承知の上で、やはりよく考え、

そして、裁判官の思いが込められていたように思います。


前にこのブログでも書いた、「論理と情熱」でしょうか。

こういう判決を前にすると、自らの書面の至らなさをえぐられる様な

気がしますが、明日も頑張ってお仕事したいと思います。