大野市の複合学習施設「めいりん」が建設工事中に壊れた問題で、設計ミスによるものにもかかわらず、市が改修費用を支出したのは違法だとして、市民7人が9日、福井地裁に訴えを起こしました。
(中略)
原告側は、当時の天谷光治前市長と設計を担当した建築士に対し、市に改修費用およそ5900万円を返還請求するよう求めています。


これは、地元では有名な話です。
大野市は、福井でも有数の豪雪地帯です。
設計者は、雪国の事情をよく知らない人が設計しました。
(ちなみに、けっこう有名建築家です。)
ですから、雪対策よりデザイン優先で設計したため、工事中、雪の重みで屋根の一部が損壊し、また、屋根から落ちた雪でガラスが割れました。

ゼネコンは、図面の段階で、このことを予測して、対策を求めたそうですが、無視されたとも聞きます。

とにかく、これは、ここに限ったことでなく、知らない土地(特に気候)で、自分の地域の常識で建物を建てるととんでもない目にあう場合が多々あります。

その地方特有の風の向き、雨の量、その他・・・。

今回のこの雪の件は、地元の設計者ならまず気にするところだと思います。
特に、屋根から落ちた雪は特に考慮します。
人の敷地に落とせないし、ましてや、道路に落ちるなんて問題外です。
自分の駐車場に落とすにしても、車の屋根がへこむ場合があるので、距離を置いたり、屋根をかけたり。


でも、こういうのって、なんか複雑な思いでみてます。
お医者さんが、手術にちょっとでもミスしたら訴えられるのと同じで、こんなことが普通になったら、誰も設計業なんかやってられないよ・・・。・°・(ノД`)・°・
そもそも、ちゃんと建物ができたとしても、建築士が市民から感謝されることすらないのに、ミスったときだけ、この状況ではね・・・。