朝から震災報道でどこもかしこも特番だらけですね。

うちの地方は報道発表で震度2でした。
でも、それ以上に揺れましたね。
揺れ方で、直感的に、これはやばいぞと思ってテレビつけたら、この状態です。

でも、壊れた住宅見ると、やはり築30年以上、瓦屋根、潰れてるのではっきり分からないけど、同路面に壁のない建物等、見事にセオリー通りですね。



で、今日の本題。
実は、昨日のブログで書いた本以外に、もう一冊↓を買いました。

hourei

タイトル通りの本でございます。(‐^▽^‐)

「法令遵守(マスコミでは法令順守と表記)」。いわゆる今話題の「コンプライアンス論」の弊害をうたった本です。
私も、職業柄「建築基準法」という法律と密接に関わりあってますが、最近の法の改正が現実離れしすぎていると思います。
この本も、耐震偽装の事件や談合事件の例をたとえに挙げてますが、その後の役人の無能さというか、法律の不備をうたっております。

でも、読んでいると、やっぱり、「小泉内閣」の構造改革がこの国をダメにしているみたいですね。
内容は省略しますけど。

ほかにも、マスコミ報道の問題。
これが一番問題あると思います。(-"-;A
とにかく、今のマスコミは、「法令順守をしない企業は悪い会社」という立場でしか報道しないから、みんな見ている人は、報道でやり玉に挙げられた企業をひたすら悪者だと思う。
たとえで三菱自動車のリコール隠しがでてました。
実は、その当時から、他のメーカーでも大なり小なり違法行為(事故隠し)がありました。
でも、各テレビ局は報道して訴えられるのを恐れたり、スポンサーの関係で報道できませんでした。
でも、三菱は国交省から名指しで「業務改善命令」を受けている。
マスコミは、全社挙げて三菱叩きに走りました。
他のメーカーからの内部告発は無視したそうです。( ̄Д ̄;;
なんか、こういう行為を「メディア・スクラム」と言うそうです。
とにかく、「役所」なり「警察」が企業名を出して、「お前の会社は悪い会社だ」と言った所しか報道しない。
そして、とにかく「悪」の象徴を作ることしか興味がない。
その悪が生まれた法の不備、社会背景は関係ない。

とにかく、今仕事をしていても、法律の無茶苦茶さにあきれて、これからどうなるのだろうと思っているのに、
この本読んでると、さらに将来が不安になります。
これからは、どんな世界でも、法律を知らなかったではすまない世界になりうると言うことです。
もう、建築基準法はそうなっちゃいました。
それが、これから、一般社会でも普通に知らない法令違反を犯して逮捕される時代が来ると言うことです。
(○上ファンドの村■さんが、その例。今までも、株の売買していた人で、人の話聞いちゃったから逮捕された人はいません。単純に、あなたが人から、あこの株上がるよ。って聞いただけでインサイダー取引になるのなら、誰とも株の話なんて出来ませんよ。
テキトーに言ったことが当たったとしてもインサイダー取引になるんですから。でも、あの人は、見せしめで逮捕されました。)

日本人はこれまで法律とはほぼ無縁の生活をしていました。
アメリカみたいに、何でも裁判している国見て呆れていたと思いますが、これからは、日本もその方向を目指しているみたいです。
官から民へというのは、逆に言うと、官はもう責任取らないから、民でやって、それが法に触れたら容赦なく摘発しますよと言うこと。
でも、その法律もあまりにも外国の法律を持ってきただけ、役所の管轄意識が強く、自分のとこの法律しか考えない日本は、今後身動きが取れなくなるというような話です。
(一部自分の解釈入ってますけどね。)

最後に、ちょっと小話。
これは冗談ではないのですが、アメリカでは建築を作る際、とてつもなく分厚い契約書を交わします。そこには、あらゆる場合の事故の責任の取り方が書いてあるそうです。
例えば、工事会社が建設途中に潰れた場合の保証。
施主の設計変更で生じた損害賠償の方法や金額。
工事ミスの内容や対処方法。
普通、日本人なら、「そんな縁起でもないこと言わないで」という内容が事細かに書いてあります。
聞いた話ですが、日本である有名外国人が建物を設計したのですが、施主がその契約書をよく読まず(実際、数百ページに及ぶんですから)、施工途中に、タイルが気に入らないから変えてと言ったら、契約不履行で訴えられそうになって、しかたなく、設計どおりのタイルを張ったそうです。
6月20日の建築基準法改正。
正直、私たちもこれに近い状態にしないと、やっていけない世界になりました。
もう、普通に施工中に設計変更したら、申請費・申請にかかる経費(しかも何十万単位)もらわないとやってられません。
(まぁ、今まではよほどでない限り、タダで出来ましたが)