アイノカタチ 天国の父へ。 | お父さんの娘に生まれて、幸せだったよ

お父さんの娘に生まれて、幸せだったよ

「私には何もないな~」独身、パートナーも友達もいない、毎日会社と家の往復、あるのは仕事のストレスと疲れだけ・・・
さて、どうしようと悶々と、でもどこか呑気に過ごしていたなか、元気だった父が肺ガンであっという間に他界。私はこの悲しみを携えてどう生きてく?

紅白歌合戦でMISIAさんが歌った

『アイノカタチ』を聴いたら涙が出てきました。

 

MISIAさん、実は今まであまり興味がなくて。

でも、改めて聴いたらその歌唱力はもちろんですが

この歌で一気にファンになってしまいました。

(こんなにすごいのに、なぜ今まで全然聴かなかったのだろう・・)

 

 あのね大好きだよ

 何万回も伝えよう

 温かく増えた想いは

 全部アイノカタチです

 

まさに私の父への想いを代弁していくれたみたいです。

 

父が天国へ行ってから約半年。

 

いなくなってから気づく父の優しさ、偉大さ、もらった愛情の深さ・・

なぜわからなかったのだろう、私ってなんて馬鹿だったんだろう。

 

なんで、あんなに冷たい態度とってしまったんだろう、

母とばかり仲良くしてた・・・

 

父の優しさにあぐらをかいて生意気ばかり言っていた私。

いい年して本当に恥ずかしい。

 

父の体調が素人目にも明らかにおかしい、とわかったとき

ようやく気付いた父への気持ち。

「私はお父さんが大好きだった」

 

 

人って、その人が必要としていることや、見合っているもの等が

やってきたり出来事として起きたりするんですね。

おそらく、父のことがなかったらMISIAさんは相変わらず

名前は知ってるけど特に興味ない歌手だったと思うのです。

 

何年か前に、文楽に急激にはまって大阪の文楽劇場まで何度か

足を運んでいたときは、いろいろなご縁から人形遣いさんの楽屋に

お邪魔させていただく機会が巡ってきたり(その方は人間国宝になりました)

 

占いに興味を持って学んだときは、まずは無料鑑定会で鑑定をやってみないか、と

お話をいただき、イベント的なものに出ることになったり。

 

逆に、イヤなのに続けていることはパッとした出会いもなかったり。・・

(まさに今の仕事かも)

 

父のおかげで、

私の中で何かが変わったと思います。

父とはずっとあまり仲が良くなかったけど、

お父さん子でベッタリ甘えていた幼いころの自分がようやく再来した感じ。

 

 

これから、どんな出会いや出来事があるのか・・・

別に不安でもなく楽しみというわけでもなく。

素の自分に出会うための小さな一歩が踏み出せたのかな。と

淡々と思っている自分がいます。