チャリンコで日本一周。14インチで出来るのか?

チャリンコで日本一周。14インチで出来るのか?

世界一周を「船」でしました。山手線一周を「徒歩」でしました。 お次は、日本一周を「自転車」でやってみようかなと。押入と記憶の隅にあった折り畳み自転車は、車輪が14インチしかなかった。今回の『手段』という名の相棒はコイツです。 そんな俺と相棒の夏の冒険譚。

恋するバス停


しまふうみ


長浜荘魚道場


地元の人がたいてい口にしていた真野鶴の蔵元。

(試飲は出来ずも、買って背負って帰りました笑)


蛇口からも黒い温泉がでる仙道温泉


清水寺(せいすいじ)


隣のいちご農園のいちごを使ったジェラート屋さん

(ピスタチオ大好きだと言ったらオマケしてくれた!こういう親切が旅人にはほんと染み入る。また必ずこようと心に誓いました。)


約20年ぶり、人生2度目の佐渡島でしたが、

想像を遥かに超える素敵さでした。


年齢を重ねと、誰しもかもしれないけれど、

足し算より、引き算でモノを考えてしまい、


もしかしたら、佐渡島にくるのは人生でもう最後になるのかもなと思う気持ちもあって、

島に渡ってみたけれど、


とんでもない!


きっとまた必ず、今度は愛する家族を連れて、
佐渡島こようと思って、金山跡周辺も、お楽しみはとっておき、島を後にしました。


この世界は、美しいものを溢れている!







佐渡島ふらふら〜新潟:40.1Km
通算距離 : 4024.2km


何としても、佐渡島へ渡りたかったんです。


そのために、新潟港を16:20発のフェリーに乗乗りたかったのです。


なので、いわゆる最適解、と思われる最短ルートをGoogle Mapsで進んでいたところ、


コレが落とし穴でした。苦笑。


というのは、最短ルートとは、新幹線の下を通る道路だったのだけど、当然そこは

途中に駅がある=人が集まる=お店がある、

の真逆の環境だったワケで、


そんな環境下での、

まさかの前輪パンクトラブルが発生!


『近くの自転車屋さん!』


と、Google mapsと検索すると、新潟港への進行方向ちょいズレで、パンク発覚地点から4キロ離れてる。

困ったときのお巡りさんに、せめて空気入れを借りようと思い、


『近くの交番!』


と、Google mapsと検索すると、今後は、歩いて30分の表示。

悩ましいが、空気を入れたら、それで直るかもしれない、あるいは空気を入れることで、一時的とはいえ、自転車屋さんまで持つのではという希望的観測を、午前2時ならぬ、午後2時頃にしながら、フェリーのタイムリミットに追われつつ、早歩きで自転車を押しながら交番向かったら、

"交番"でなく、"駐在所"で、建物は鍵がかかっていてお巡りさん不在。すぐさま、確実性を考え近くの"警察署"も調べたが、宇宙船の軌道方向じゃないけど、目的地への進行方向とのズレを考えて、頭の中で、即座に却下!


改めて当初リサーチした自転車屋さんに、早足で自転車を押してむかうことを決断!

昔ながらの自転車屋さん発見して、昔ながらの自転車屋さんのオヤジさんが、昔ながらの手法でパンクの有無をチェック。迫りくるフェリーの時間。


自転車屋さんからフェリー乗り場までの距離を修理してもらっている最中に調べ、何時までに修理が完了するか計算。焦ってる俺にとってはカメの歩みのような、実際には10分弱くらい時間を経て、オヤジさんが小さな穴を発見してしてくれて修理完了!


そのときの俺が内心は焦りながら、急かしては失礼かと冷静を装いつつ交わしたオヤジさんとの会話の中で、


この14インチのギア無しの折りたたみ自転車で日本一周してるんですよね、と言ったときのオヤジさんの一言。


『この頃、大学生とかでも最近そういうの減ったなぁ。』 


驚きとか憂いとか応援とか憐憫とか、何というか評価的な響きは全くなくて、全くフラットなぽつんと一言。


オヤジさんはこの後、自転車屋さんの会議とやらがあって、15:30には今日は店を閉めるつもりだったとのこと。


この後、どこ向かうのかと聞かれたから、佐渡島行きたくてフェリーの時間が間に合うか心配なこと伝えたら、


『佐渡!』


と、今後はコイツは物好きなヤツだなという響きを持った一言。


きっともう二度と会うこともないオヤジさんにお礼を言って、修理代を払って、フェリー乗り場まで相棒を猛ダッシュ!2キロ6分ペースで漕ぎまくり!迫りくるフェリーの時間!強くなる雨!残り少ない地図をみるスマホバッテリー!

最期の最期でフェリー乗り場間違える俺!少し戻って、フェリー切符売り場に、フェリー出発の8分前到着!スマホのバッテリーは1%!


間違い無く、今年度、1番必死になった日。

生きてるなぁ。





長岡〜新潟〜佐渡島両津港〜佐和田地区:78.3Km
通算距離 : 3984.1km


※ドクターストップならぬ、地元の自転車屋さんストップがかかり、この日から、相棒がスプートニク2号になりました。車輪のサイズもギアが無いことも、しっかり初代を継承してます!





『越後妻有 大地の芸術祭の里』


うっかり、通りかかりました!

ちょうど、芸術祭の会期中で、かれこれ今年で9年目とのこと。

思えば、5年前にこの土地に訪れ、清津峡のトンネルの素敵な作品とか、『注文の多い料理店』をモチーフした作品とか、現代アートと町と人の融合した風景があったのを思い出しました。


それは更にパワーアップというか、

土地に根付きつつある様子が、

自転車で通りかってみると、

キナーレを中心とした十日町と、その他の地域とでは人の、特に地元では無さそうな人の、出が明らかに違っているのが、実感として感じられました。


芸術祭のスタッフの方におすすめしてもらった、

地元の定食屋さんが行列で入れなかったり。苦笑


元々、瀬戸内国際芸術祭が好きで何度もその昔通いましたが、やはり、現代アートと町と人にはとても親和性が高いと改めて感じました。


自転車を漕ぎながら、通りすがりのどこかで見かけただけなので、正解なキャッチフレーズを忘れてしまいましたが、この芸術祭を

『歓待する芸術祭』

とネーミングしてあったポスターがあった気がして、とても素敵だなと思いました。


日本社会の課題として、少子高齢化と地方の在り方が社会の教科書にも載っているけれど、

アートと祭と町と人、『歓待する芸術祭』

こそがその一つの理想の形ではないかなとも思った一日でした。



蛇足ですが、

今回みた芸術祭では、『農具は楽器だ!』

の作品が個人的には好きでした!


飯山〜十日町〜長岡:96.8Km
通算距離 : 3905.8km