ブリュッセル⇒トンゲレン (Tongeren) 100.5km 
1998年7月25日(土) 快晴

 

 

 

 

【改訂】定年欧州自転車旅行 目次

 


ごみ、 空き瓶、ペンキ…
 パンクを恐れて出国を急ぐようでは自転車旅行者としての資格を問われよう。 しかし準備不足の今となっては如何ともし難し。クンシ危うきに近寄らず、である。東方ドイツを目指して逃げ出すことにする。
 この街を抜け出るのが一苦労。すごく汚い。ビール瓶の踏み潰したもの、バス停の風防ガラスか破壊され飛び散ったもの、車のフェンダーミラーや街角の反射鏡が破損したもの等が散乱していて朝日にギラギラと反射する。この街は破壊活動の現役の街か? 路面にペンキの残量が撒き散らされ、その大きな空き缶まで捨てられている。これが首都ブリュッセル。これではどこの家庭でも家の前をはき掃除する気にはなれないし、誰でも道路はごみ捨て場と思ってどんどん平気で捨てるだろう。これではスラム街と変わらない。
 小さな街に入る。スポーツセンターの前に、カフェ兼バー兼レストラン兼ホテルがあって沢山の老若男女がワイン、ビールで憩っている。実に賑やか。この店がYHも兼業していた。超多忙の店。16時20分着。
 高いカフェビールを飲んで待つ。やっと相手になってくれたマスターは、
「英語? ドイツ語? フランス語? ダッチ?」と早ロでまくし立て、「ユースホステル? ウーム、ホテルにしてくれないか」
 と。YHでは金にならぬという訳であろう。頑張ってYHを主張する。

 


ブリュッセルのYH前 実に不愉快なYHであった

定年欧州自転車旅行 1998.07.25(土) 8:10 快晴

 

 

トンゲレン (Tongeren)のYHに着いてホッと一息 100km走った!

ここがYHとは前を通っても気づかなかった

定年欧州自転車旅行 1998.07.25(土) 17:10 晴