【改訂】定年欧州自転車旅行 目次

 

 

コペンハーゲンからスウェーデンへ
 デンマークのコペンハーゲンに6月4日(木)7時30分の早朝着陸。この空港で手持ちのT/Cよりデンマーク貨幣に換金する。このあと有料のリムジンバスで市内へ。旅行案内所へ着く寸前に驟雨。折畳み傘を広げる間を待ってくれぬ。この急襲雨にかなり濡れる。
 このあと、心細いながら市内路線バスでフェリー港へ向かう。ここコペンハーゲンはいずれ再び自転車で戻って来るのだと考えて観光を省略しスウェーデンへ渡る事にする。バス代の支払いには、硬貨を手のひらに載せると運転手が数えて拾い上げてくれる。港に着きフェリーのキップを買う。やれやれここで一服、とビールを買うと540円 (ビン350cc)もする。対岸のスウェーデン領マルメの街が美しく見える。

 スウェーデン領に着岸するとパスポートのチェックがあったがこれは形だけのもの。婦人官吏がパラパラと操るだけで入国印の捺印もなし。

 外気温は19度。半袖半パンツの人もおれば長袖、コート姿の人もいる。寒いのか暑いのか不思議とわからない。なにはともあれ、まずはT/Cを再びスウェーデン貨に換金する。

 北欧のせいで夏は日が非常に長い。20時というのに駅舎が夕日に映える。21時になって陽は沈んでも外はまだまだ明るい。しかし冷え込みはやや厳しく薄手雨具を着る。

 近くの鉄道駅に着くと、22時発のストックホルム行き夜行寝台列車があることを知る。いい具合。昼間の時間つぶしに往生したが。

 早くから構内で待っている列車に乗り下段ベッドに横になっていると、昨夜の夜間飛行の疲れのせいか、寝込んでしまう。ガタンガタンと揺れて目が覚めると発車であった。22時ジャストの定刻発車である。乗客は少なく当車両で3、4人、小生のコンパートメントは自分ひとりのみであった。

 

 

コペンハーゲンのフェリー乗り場で ここからスウェーデンのマルメへ向かう

定年欧州自転車旅行 1998.06.04(木)

 

 

後方がコペンハーゲン

定年欧州自転車旅行 1998.06.04(木)

 

 

マルメ駅構内 主要港街の駅舎というのに人が少ない

定年欧州自転車旅行 1998.06.04(木)夕方

 

 

時計が20:00を示すというのに夕陽がサンサンと照り輝く

とても夕刻とは思えぬ やはり人は少ない

定年欧州自転車旅行 1998.06.04(木) 20:00

 

 

同じく21:00になってもこの明るさ!!

定年欧州自転車旅行 1998.06.04(木) 21:00

 

 

マルメ⇒ストックホルムの寝台車の下段 22:00発 

疲れが出て発車前に寝込んでしまい、ガタガタ揺れる振動で発車と知る

未明、解錠カードを持たずにトイレに行ってドアが閉まり入室できぬトラブル

車掌に助けてもらう一幕あり

定年欧州自転車旅行 1998.06.04(木)

 

(1998年)