昨日はオフィスの中国人スタッフと部屋飲み。
居酒屋風メニューも慣れてないっぽいし何にするかな?とちと悩んで、ステーキにすることにしました。
ステーキ屋も街中にできてますし、日本風の淡白なのよりは喜ばれそう。ネットで探してみると、

冷凍のカットしたステーキ肉花盛り。
原切、整切は塊から切ってます、无腌制は漬け込んでないです、です。
つまり、逆に読めば整形肉、加工肉が普通、という意味です。肉屋が誤魔化すのは孔子様のストーリーにも出てきますからね。歴史的な伝統芸ですな。さてどれにしよう?
リブアイ(眼肉)、サーロイン(西冷)詰め合わせ130g10枚入り216元、にしました。初めて値引きなどで126元まで下がりました。1枚200円。日本のスーパーのステーキ肉程度のお値段。高級生鮮デリバリーで有名な盒马鲜生などは日本の数倍取りますから良心的。でもちょっぴり不安。
荷物の到着に合わせて昼休み自宅まで戻りましたが杞憂できた。発泡スチロールと保冷剤でガチガチ。過剰包装を憂うよりちゃんと届いたことをとりあえず喜んどきます。
さて、まずは毒見。何せ七分熟(七分火を通したもの)よりレアに振るときに血が出ても文句は言わないという念書にサイン求められるお国柄。うちのNSの皆さんの許容度は?なので低温調理でちょっと予備加工して食べてみることにします。

幸い真空包装なのでそのまま湯煎。薄っ!7ミリくらいかな。置く事しばし。袋から出して塩胡椒して表面に焼き色つけました。

ソースはおまけでついてきました。中国のステーキに必ずかかってるやたらと胡椒辛いタレでしょう。あれは肉の味がしなくなるし使わないことにします。
ソースは赤ワインでフライパンこそげときます。
まず一口切ってっと、お、柔らかい!一口食べると、美味しいけどなんか違う。ハムステーキ食べてるみたい。ステーキに期待する肉食ってる感に乏しい。うーむ。思ってたのと違う、、、
さて当日。キッチンで手伝ってくれてる人が、うわっ大きくて厚い!と喜んでくれます。ははん。皆さんあんまり食べてないのね。事前にステーキでいい?って聞いといたんだけどなあ。ちょっと後悔。でももう戻れない。気を取り直して焼くしかない!
さあ実食!美味しい!食べた事ない!あ、やっぱり?でもなんとか喜んで食べてもらえたようでお皿は早々に空きました。流石にこれだけ売ってるってことは今の中国人の味覚にあってるんでしょうね。肉肉しさ不足への自分の不満を満たす方向に振らなくてよかったです。
血の滴るステーキって表現、いつ頃までありましたっけ?ご馳走感とほんのりゲテモノ感の混じったあの言い方が醸し出す気分を感じてもらったのかな、と思いました。