ご存知の通り、中国で国内線に乗る時にはパスポートが必要です。そもそも外人だから常時携行してなかったらしょっ引かます。いっとき厳しくてリアルしょっ引かれが頻発した時期もありました。
ま、それはそれとして、困るのは在留許可の更新時。1週間くらいパスポートを入国管理局に預けなければなりません。
その間はどうするかというと、外国人签证证件受理回执、外国人ビザ証明書受理預かり証、という入出国管理局のハンコをついたA5程度の紙をもらってそれが身分証の代わりになります。
ただ、これが曲者で、知らない人は知らないので昔はよく拒否られるというリスクがありました。
特に空港、駅で搭乗、乗車を断られるとネゴが大変。最近でこそほぼ大丈夫になりましたが田舎では要注意です。
そして今回、上海からの帰りがちょうど居留証、つまりパスポートの受取日。紙にも9月22日が受取日と書いてあります。
出発前に、期日を過ぎると身分証として効果をなくすから搭乗断られるかも、と事前情報もらってました。でも、当日なんだし。
さあ、空港に到着、チェックインはスムーズにいって搭乗券をゲット。ここでももちろん本来パスポートがないとダメなので例の紙。
続いて本人確認。紙の写真と私の顔を係員が照合します。OK。
次はもう安全検査。楽勝じゃん。ここでもパスポートが必要なので紙を出すと係のお姉さんが先輩と思しき人に声をかけます。
これ、当日って大丈夫だっけ?
あっ、ヤバ!
思いっきりネゴるべくアドレナリンMAXにして返事を待つと、ああいいよ、の返事。はあ。とりあえずよかった。
でももし別の先輩に聞いてダメと言ったらダメになるこの国。ヤバかったのは間違いありません。
皆様もお気をつけあれ。
ちなみに、今回、銀行にデビットカードの磁気がダメになって作り直してもらったのの引き取り、ホテルのメンバーシップの登録携帯番号の変更の二つはこの紙切れではダメでしたので念のため。