昨日は雪のため、すべてが混乱した一日でした。日本の感覚で行けば普通の雪(小雪ではない)程度なんですが、、、
まず、おととい来るはずだったお客のフライトが夜9時になったところでキャンセルになり、昨日の朝便を急遽手配して飛んではもらったものの、空港への高速が閉鎖され、迎えにいけない事態に。結局空港からシャトルバス(これだけは動いている)で空港の出口まで来てもらい、何とかピックアップ、先行する我々にジョインしてもらいました。
本当だったら車で行くはずの工場視察が、高速が封鎖のため鉄道に切り替え。駅から工場までの往路、通常45分の道のりを1時間30分かけて移動。その道中、5分に1回はこすったのぶつけたのの小規模な事故を目にする有様。
そして視察の帰り、4時すぎには暗くなります。すっかり日暮れを通り越して夜になった道を走り出すと、おっ、止まった。上り坂で動けなくなった車が立ち往生して交通が麻痺しています。そういえば、道中で一番派手に事故して何台もつぶれてた地点だ。長期戦を覚悟。でもこれまたひどい話で、そんな状態なのに隙間に差し込んでくる車が、、、お前ら、とまれないのに何で突っ込んでくる!!
とは言うものの我々の載っているハイエースも空回りしまくり。車を止めて3人ほどが降りて押すことになりました。押して動き出すと、ドアを開けます。走りながら駆け乗る!のです。ところが走り出したと思ったらまた空回り。道路全体をこんな車が占拠して、そこにさらに突っ込んでくるのやら、横の道からじわじわ出てきて道の半分を占領するトラックやら、その脇をすり抜ける原チャリやら。完全にカオス状態。
結局駆け乗りの技を3回使い、ようやく窮地を脱出。しばらく走ると次の坂。今度は、おお、登れない車たちを尻目に反対車線を一気に駆け上ります。たしかに、反対車線は登って降りるところまででこんでて、降りてくる車は少ない。運転手いわく、路面状況がよかったので一気に行った、とか。まあ、あそこでみんなと滑ってたらいったい何時になったことやら。それに遅くなれば遅くなるほど気温が下がって凍り始めるし。
その難所を過ぎた後は、まあ、普通に許容できる危険な状況をクリアしつつ駅まで。結局3時間ほどかかりました。
道中、ほかの日本人の人たちと、もし危険度を数値化したら、中東出張並み、だったんじゃないかと話しながら、列車を待つ夕食でビールを飲みながら話したのでした。