まずは北京をかっ飛ばして上海に行けないか?をトライすることに。

マイルを使ったユナイテッドに中国では連絡がつかず、日本の家族にスカイプで連絡をして連絡取ってもらいましたが、現地で対応との返事。チケットカウンターのお姉さんに食い下がりましたが、この空港にはCAのスタッフがいないので、CAに自分で連絡せよとの冷たい返事。こりゃ無理だ。

この時点で前払いしてとった上海のホテルにキャンセルの連絡をします。わかった、フライトキャンセルね金の回収はどうする? カードキャンセルしてみて!結果わかったら電話ください。

弁当を広げてかみしめながら次の計画を考えます。まあ、とりあえず北京までは遅れても飛べるから、そこから先はまた北京で宿泊、翌朝のリカバリーフライトで上海に飛べば11時20分発だしまに合うだろう。まずはせっかくのお弁当に集中。うまい!と思っていると、CAの北京便の搭乗券を持っている人はカウンターで弁当をもらってくださいとの放送。ええっ?もう搭乗券だしてるの?

残った弁当をがつがつ掻き込み(もったいない)、搭乗手続きカウンターに。すると、それ聞き違えでしょ?との対応。うそこけ。たぶん、安全検査の内側と外側で連絡が悪くて弁当が冷めつつあるのでしょう。

20時20分から搭乗券だす、と言ってたので、この間買った新書なんかをよんで待ちます。ただ、これもあまりのめりこむと乗り過ごすので、しばしばカウンターに目を遣ります。あれ、動いた?なんに放送もなく予定されていた時間よりやや早く搭乗券を出し始めました。あらためて、上海までの搭乗券は出せないか聞きますが、拒否。行ってからエンド―スしてくれとの回答。まあそんなもんだろう。

安全検査をパス、指定の9番搭乗口に向かいます。離陸予定は21時20分。まだ1時間以上あります。とりあえず弁当はいらないので飲み物だけもらって、搭乗口へ。待つこと30分、なんとなく人が動き始めました。あやしい。モニターまで移動して搭乗口案内を見ると5番に代わっています。やばいやばい。

それでも9時過ぎには搭乗が始まり予定よりさらに遅れて9時40分に離陸。

このところの疲れで爆睡を決めます。途中飲み物だけほしかったのでのでのみののだけ頼んでカラのコップを前のポケットに突っ込みます。寝ることしばし、足が冷たい。なぜかそこに残った飲み残しが私のズボンに。ええい、しくじった。とりあえずタオルで拭いて寝続けます。

さて着陸、起きてみると私のとっていた新聞がない。ああ、隣の兄ちゃんが新聞とった時にコップ落としやがったな。一言もなしかよ。まあそんなもんだけど。

11時10分にゲートが開きました。さあ、バトルの始まりです。

まずはトランジットカウンターにどうにかできないか聞くと、ここじゃなく、4階のチケットカウンターに行けとの指図。4階に上がります。

チケットカウンターでフライと聞くとリカバリーフライトが7時30分に飛ぶとのこと。例のごとくチケットにボールペンで書き込み突き返されます。明日の名古屋便は接続取れるのか?そんなの普通に飛べば間に合うだあろう、知らん。じゃあ、宿は?宿直に聞け。

そして前回もなじみの宿直カウンターに。

今回日本で一緒だった中国人のお客さんにたまたま出会いました。お互い1階しか会ってないけど覚えててくれたのはうれしいですね。お疲れ様です。

並んでいると、11番出口で宿の手配~、と言ってるおじさんがいます。何回も往復するの大変だからついてこいとのこと。でも来ているものにCAの表示などはありません。とりあえずついていきかけたところ、手続きが終わった人からね。ええ?手続きいるの?宿直に戻ります。

さすがに時間が遅いので待つこと5分、宿は? 11番出口っ!

とげのある解答だけで手続きなんてありませんでした。1階11番出口に急ぎます。この空港1階まで下りれるエレベーターが国内線側には少なくともなく、乗換えやエスカレーターとの併用になります。どんな設計やねん。急いで向かうと、バスに乗り込んでる疲れたオーラの出ている一団が。

これホテル行きだよね?そうだ。

乗り込みます。待つことしばらく。11時50分ごろ出発、道間違えたりしながら12時15分ごろホテル着。なるほど30分か。覚えておこう。ホテルは、クラシックだけどまともそうです。

翌朝は4時と6時、7時、9時に空港いきのバスが出るとのこと。

さてチェックイン、いつものごちゃごちゃ。何の規律もなくパスポートが飛び交う中、ようやく私の順番。と処理をしていた人が突然空港に戻るから、とかいいだし、拒否しそうになるのを説き伏せて手続させます。ちょうど隣にいた上海人のおとなしそうな兄さんと、アイコンタクトで一緒の部屋になることに。ちょうど翌朝のフライトも同じだそうです。

部屋に入ってみると結構広い。まあまあです。むしろいつも泊まるビジネスホテルよりは数段豪華。シャワーを交代で浴びます。ただ、水回りがひどく、なぜかバスタブを伝って床に水が流れシャワールームは水浸し。やっぱ、そんなもんだろう。

眠りについたのは1時30分。目覚ましはくしくも同じ5時30分。私のはへぼ携帯なので、鳴るだけですが、彼のはスマホで、天気予報と重大ニュースが流れます。雨のち豪雨?それって北京?いや、上海です。

それはそれで心配だけど。

外を見ると雨は降ってないようです。チェックアウトを済ませて5時50分。外の空気を吸いに玄関を出ると、霧が結構出ています。大丈夫かな?

待つことしばし。5時55分にバスが来ました。でも、待っている人だけじゃなくあとからあとからバラバラとやってきて出発は6時10分。予定より10分遅れ。空港で6時40分、離陸まで50分か。やばいかも。

幸い道中事故などなく、ただ、いつものターミナルのスロープ途中からの混雑もあり6時40分に到着。チェックインカウンターに向かいます。

すごい並びだ!!おばちゃんが声かけてきます。あんた何時のフライトだ?7時30分。そりゃ無理だ、私がチップもらって処理してあげよう。いりません。

そこらじゅうであんた何時のフライトおばさんが群れています。それにしても手前の列は長い。

ただ奥に行くとそれなり。なんとかなりそうです。そのあたりに小汚い帽子かぶったおばさんが並んでいます。これがさっきのおばはんの相方だな。チケット持ってないもん。しばらくするとおばはんがこっちこっちと呼びかけてます。こんなのちゃんと取り締まれよ。

列にはそのおばちゃんを入れて15名ほどでゲートクローズまで残り15分。いけるな。

私の順番は5分前に回ってきました。チケットを渡し処理し始めますが、途中で止まりました。電話かけまくっています。画面を見ながらとってメモには、日程制限とあります。ああ、たしかにマイルでもらったチケットだからね。でも、昨日処理してくれたんじゃないのかよ?

6番のカウンターに行ってください、電話でないから。

なんですかそれ?昨日処理してるんじゃないの?そんなことしてたら間に合わない。

そういってるうちにも時間は過ぎる、6番に行ってください。

これは絶対拒否すべき。ゲートクローズまであと1分です。移動したらまた一からやり直し。

とにかくどうにかしてくれ。

さらに電話かけること5回。ようやくつながり処理が終わりました。

さあ、搭乗口に急ごう。相変わらず手前の安全検査への通路が人が群がって動きません。奥のほうに急ぎます。いつものことですがこちらはすっきり入れて、エスカレーターを降りると、、、

やばい、人だらけ。安全検査に30分はかかる。

幸い、私が並んだ列の折り返し点でちょうど詰まったので、目に入った列に人が少ないのを見極め、ちょろっと柵をくぐり、その列に。ふう。これなら間に合いそう。

出発20分前に安全検査終了。さて、ゲートは?37番ゲートの案内、いつものごとく途中で見失いました。何せふといY字型の搭乗口に時計回りだかに番号振ってるからいったいどこにあるのか事前に地図を見ないとわからない。歩き出してわかったのが方向が違い、ぐるっと回って向かって左端。やべー。動く通路を走ります。ゲートに10分前に到着。すでに搭乗が始まっています。まともに安全検査してたらと思うとぞっとします。

7時30分ごろにドアが閉まりました。やれやれ。

10数分待って出発。次のアクションのため麻のおかゆを流し込み。寝ます。

上海到着は9時40分。ドアが開いたのが45分。フライトまで1時間35分。ホテル代の回収を狙おう。

第2ターミナルだけど。

そこには人はいない。12時になる。

じゃあどうする。

連絡してみる。

連絡してみると言って3回、一度もコールバックなし。これは行くしかないな。浦東空港、第1と第2つながってるから走れば10分、交渉に10分、戻って10分、1時間5分前搭乗手続き着。OK!行ける!!

第1についてみると、おり悪くターミナルの反対側。歩くこと12分。ひぃー、ギリギリ。

途中乱れる域の中、電話かけます。人いないぞ!一番端に人はいないか?いるいる。その人に代わってくれ。

おばさんに電話代わってくれと頼みますが、これはうちのじゃない、と断りますが、とにかくとねじ込み電話を替わります。話がまとまり、おばちゃんの会社が立て替えることになった模様。やったー。払込金回収ミッション完了。うちの地元なら絶対逃げられるところ。さすが商売の街上海。仲間内で建て替えあって信用をまもります。

ただちに搭乗手続きに。また通路を走って、エスカレーターで上るとちょうど国際線。よって1時間10分前に戻ってこれました。

しかし、CAのカウンター、大変なことになっています。一目数百名はいます。列が伸びすぎてあふれ、隣の島まで伸びています。5分並んで人のはけ方を見ますが、全然動きません。間に合わん!!!ファーストクラスに並んでみます。3人、これなら間に合う。市レットチケットとパスポートを出して、処理が終わってボーディングパスが印刷されました。ところでカードは?ええっと、忘れたみたいです。ああそうですか。

ラッキー!ちょっとルール違反だけど、救済策は自分で探さないと真面目に並んで乗れなくても救済がないのはこの国、ということで、少し心は痛むものの、とにかく生き残れたことを喜びます。

出国手続きは混雑しているものの流れがよく、10分ほどで抜けます。

安全検査。lこれは人が並んでいません。それもそのはず、無駄なサイドパスポートとボーディングパスをチェックする手続きがなくなっています。偉いぞ上海!ただ安全検査ではベルトまで外すように指示されます。しぶしぶはずして通ります。

鳴りません。

どうせボディチェックするんだろ、と思ったら、あれ、ボディチェックなし。偉いぞ、上海!

ということで、離陸40分前に無事搭乗口に到着、今この長文のブログをアップしているわけですが、なぜそんなに時間があるのか?

それは遅れてるから。

すでに予定時間を1時間20分過ぎていますが、何の予定も告げられません。機体がないわけではなく、物が届かない、とか言っています。

ディレイフライトさばくのに人繰りがつかないのでしょう。おーい、クルー、起きろ~。空港にこ~い。

呼ぶよりそしれとはこのことか。搭乗が開始されました。

さあ、飛ぶかな?とにかく乗り込みます!!