答えは、北京空港。元々夕立が降ると閉鎖になる空港ですが、今回はとりわけひどい目にあいました。木曜日の晩、夜汽車で北京入り、朝一のアポイントを終えたのが11時過ぎ、12時から北京のオフィスで会議があるので、オフィスに向かいました。このときには時に天気は問題ありませんでした。
そして会議が終わり、その後の面談などが終わって4時にオフィスを出てみると、道がぬれています。ああ、雨が降ったんだな。でももう乾きかけています。散水車がずいぶん前に通ったかな、のレベル。
そしてもう一発客先へ。あいにくタクシーが捕まらず、地下鉄で移動すると5時前。そのころにはすっかり道も乾いて、5分ほど歩く道も快適。
オフィスにつくと、その人も私と同じところに帰るそうなので、フライトを同じにしようと飛行機のチケットを30分はやめるべく連絡を取りますが、あいにくビジネスクラスしかなく、元々のフライトに。
5時40分くらいにオフィスを出発、一緒にエアポートエクスプレスで空港に。6時過ぎに着きました。掲示板をチェックしてJカウンターに。
彼はウェブでチェックインしてあるそうでそのまま安全検査に。話したりなかった分は搭乗口でということで別れ、搭乗手続きに。20分ほど待たされてようやく私の順番になると、フライトがキャンセルになってるから、チケットカウンターに並べ、とのこと。チケットカウンター、すごい行列です。それでも6つあるカウンターを2つしかあけてません。
これはまずい、ということでチケットを買った旅行会社に連絡を取らせます。合わせてショートメールで南方航空席があったらチケット買え、と伝えます。このあたりで携帯の電池が残り少なくなってきました。
並ぶこと20分、もうひとつのカウンターがあいてラッシュ。幸いそこにもぐりこんでさらに20分待ってようやく私の順番。
もうほかにも席ないよ、明日の6時50分にフライトがあるからそれに乗って。
なんじゃ?そりゃ。
ちょうどカウンターを離れたところで旅行会社から電話が。南方航空の8時30分の席が確保できた、ということで再度並びます。なぜか短い列があったので、待つこと30分。ようやく順番。
やっぱりない、とのこと。
じゃあ、今晩の泊まりはどうしてくれる?
私は知らん、11番入り口のそばの当直主任のところに行け。
当直主任の列に並びます。待つ間、旅行会社にも改めて電話しますがやっぱりなかったとのこと。じゃあ、明日のフライトは?6時50分のはコンピューターに出てないので7時50分を確保した、とのこと。
正面にある掲示板を見ると、中国国際は夕方以降便がすべてキャンセル。なんでこうなるんだ?この時点で翌朝の中国語の授業と、空港に私を迎えに行くはずの運転手に連絡。もう少しで電池がなくなる~。そして30分待つのですが、順番が廻ってきません。というのも、カウンターで怒声をあげているおばはんがカウンターにしがみついてはなれず、進みません。列が進まなくなったら横はいり、がこちらのルール。どんどん横はいりしてきます。前のほうの人が、宿なら1階11番出口、と聞いたのが耳に入ったので、そちらに向かうことにしました。
端っこのわかりにくいところだったのですが、見つけて辺りを見回してみますが、それらしい看板も、案内する人も見当たりません。え?ひょっとして聞き間違えた?
嫌気が差しつつも、再度当直主任の列に戻ります。相変わらず怒声が飛び交う無政府状態。いい加減嫌になって、晩飯を食うことにし、バーガーキングに。チーズベーコンワッパー+ドリンクで40元弱は高いなあと思いつつばくばくたべて、列に戻るとさすがに空いています。
ただ、一旦崩れた列はもう戻らず、横はいりのルートが出来上がっていて、短く見えても時間かかります。ようやく順番。
1階11番。
行ったけど誰もおらんぞ。
だって全員行ってるだろう、だからここにいないんだ。係員がいる。
しぶしぶ改めて向かいます。すでに9時を廻っています。
確かに降りてみると、列で見た人たちがたむろしています。ぱっと見ただけでも100名以上。やっと見つけた係員が一人。周りで話してる人の話を聞くと、スタンダードルームに2名らしい。ふーん、相部屋か。つらいなあ。さらに耳に入った会話が、空港から1時間の場所で、すべての人間が追加フライトに乗せられるらしい。ようやく係員と話すことができて、いつ案内できるのか、と聞くともうすぐ、とのこと。こりゃ30分は待たされるな。ここでシミュレーション。
空港を出るのが10時前。ついたら11時。この人数を裁くとなるとフロントで下手すりゃ1時間で部屋に入って12時。寝るのが1時。朝6時50分のフライト、ということは5時過ぎには空港につけたがるだろうからホテルを出るのが4時、出発を確保するためウェイクアップコールで起こされるのが3時。
こりゃだめだ。
諦めてコンピュータを立ち上げ、a/p expの駅のそばの三元橋の漢庭を予約。再度係員に、いつ案内できるのか聞いたところもうすぐ。やっぱりだめだ。
a/p exp.の駅に向かったのでした。(つづく)