日曜日のJAL北京便。強風のため出発が遅れました。
スポットを離れるのに20分、離れてからまた止まって、しばらくしてから機内放送は9機待ちと告げます。
機嫌よく映画を見てましたが(ただ、操作ミス多発は前のブログで)、ちと心配に。でも飛ばなきゃわかんないわけでまずは映画に集中。結局大体1時間20分くらいの遅れで出発。最近中国での遅れのいらつきをさけるのに時計していないので携帯を消すと時間がわからないのですが、どこからか時間見つけました。
離陸後の機内放送で、遅れたことへのお詫びと、これを取り返すために安全な範囲でなるべく高高度を飛び、飛ばすことで北京到着は55分遅れの21時55分と告げられました。がんばるなあ。
でも、うーん、荷物を取って22時30分、今回日本に帰る前、駐在地から北京に着いたときに念のためJALが降りる第3ターミナルと、乗り継ぎ便が飛び立つ第2ターミナルの連絡バスを乗ってみたのですが、10分ごとにでていて所要20分。23時5分の飛行機に間に合うはずがない。あちゃ~。
北京空港内の時間貸しのホテル、あれもひどかったけどあれに泊まるのか?そもそも第2ターミナルにはなかったんじゃないか?それならいつもの漢庭?でも往復タクシーだしもったいないなあ。いろいろシミュレートしてみます。
でもまあ、着いてみないとわからないし。映画を楽しみます。
この間の残りと、探偵はバーにいる+ためしてガッテン肩こりとおならを呼ぶ癖(これ役に立ってるのでまたちゃんと結果でたらアップします)、を見終わり、着陸態勢。
北京でも着陸でゆれましたが、21時45分ランディング。
スポットについてドアが開いたのが21時55分。
よし、無理だろうけど全力を尽くしてみよう。
走りに走って、入国審査、幸い空いていて完了22時5分。くそっ、預け荷物さえなければ間に合うのに。でも目一杯買い込んだ食糧をねじ込み、日本の搭乗のとき24.8キロあったのを23.8キロまで減らして無料で積んでもらったかばんを置いていくわけには行かない!!
第3ターミナル内のシャトルに駆け込み、到着後また走って荷物の回転台で待つこと30秒。JALにお願いしてつけてもらったプライオリティのタグが生きて、直ちにピックアップ。
前回のシミュレーションでエレベーターとバス停の位置関係はわかっています。
ターミナル間シャトルバスに駆け込んだのが22時17分。
22時19分に発車。
この時点で、迎えに来るように頼んでいた運転手に、ひょっとしたら乗れないかも、とのメールを送ります。こんなくそ夜中に来てもらって空振りじゃあまずいし。わかったら連絡暮れとの回答。そうだね。
幸い夜なので車少なく、22時34分着。でも国際線の場所。ここから走る!
走ること3分、22時37分、つまり出発の28分前にチェックインカウンターが見えてきました。
国内線は出発30分前にゲートクローズがお約束。うーん、僅差だ!ねごってやる。
でもチェックインカウンターのどこにも客も係員もおらず閑散、やっぱ間に合わなかったか?
守衛が見えたので、開いてるカウンターはどこか聞くと、ここ、とすぐ後ろを指差します。
もうおねむなのか、突っ伏して寝ていた地上係員がおきてきました。よかった、ロスタイムはほとんどない!
こっちはあせっているので早口で、
乗り継ぎ便が送れた!どうにかして乗せてくれ!
うんぬんかんぬん、としゃべりだしたら、
ああ、遅れてるから大丈夫ですよ~と間のぬけた調子で言われ、走ってかいた小汗のうっとおしさにその時点でようやく気づきました。
でも国内線荷物重量制限結構少ないんだよね。大丈夫かな、と心配しましたが、寝ぼけた職員はスルー。
ああよかった、と思った瞬間、安全検査の画面を見ていた制服の職員が、
これ全部酒か?開けて見ろ。
と、カウンター内に呼び寄せられました。
うう、まずい、全部酒じゃないけど3本は酒だ。
いやいや、ほとんど飲み物だよ、といいながらトロリーのファスナーを開け、スパゲティをどけると、うまい具合にトマトジュースが出てきました。(だって駐在地ではトマジュー手に入んないんだもん)
それを2本出してさらに下、
これは何だ?
調味料だよ。(確かに濃縮だし、これまた駐在地にないんだもん)
酒はないのか。
(一瞬迷いましたが)、ああ、一本だけある。(と仕込んだテキーラを見せます)
これは封は開いているのか?
未開封だ。
おうそうか、よし。
はあ、よかった。ただ、今回は買出し荷物だけなので、いつもなら衣類でくるむところをパスタとうどんとそばで巧妙にガラス瓶の周りをブロックした脆弱な布陣。これが崩れると、果たして無事駐在地までたどり着けるのか???
多少の不安は抱えながらもまあ、飛行機にも乗れることだし多少の犠牲はやむなし、と割り切ります。
安全検査を通って出発ゲートへ。
遅れてるってどれくらい?と見回すと看板が出ており、23時10分搭乗開始、の表示。なんだ、あと15分じゃん。でも使用機体ついてないよ。
はぁ~。いつものこととはいえ、最終便はあっち行ったりこっち行ったりした後のくたくたの状態で、毎回の離陸ごとの遅れをまとめて背負ってくるのを思い出しました。
相変わらず何の放送もインフォメーションもなく、ただじっと待ちます。待つこと1時間あまり、23時55分、使用機体が到着しました。
この時点で、搭乗案内は0時20分、遠くに行かずにお待ちください、とようやくアナウンス。
待つこと15分。あれ、搭乗始まっちゃった。言ってた時間の10分前だよ。
乗ってみるとまたしても一番後ろの倒れない席であることがわかり、やっぱ、日本人は差別されてるのかな、とすねながら、もらった毛布を腰に当てて確度を調整します。最近中国の飛行機のおかげで、シートを倒さなくても快適に過ごせる業を身につけました。ここで、運転手にメールを送り、多分1時間ちょっと遅れ、と伝えます。
南方航空ですから、エンタメも何も期待するものはなく、アイマスクと首枕、耳栓装着!浅い眠りに落ちますが、いつまでたっても飛び立ってないのだけは感じます。
ああ、いったいいつ飛んでいつ着くんだろう。
マジ寝に入り気が付くと空を飛んでいます。機内食にさえないロールパンソーセージ入りを配っているところで気が付きました。のど乾いたけどなあ、と思いながらまた眠りにつきます。
次に気が付くと降下を始めています。あちゃー、外は雪だ。到着地の天候は雪、気温は摂氏マイナス3度の機内放送。ああ、また帰ってきちまった。
到着は1時55分。1時間遅れ。何せ一番後ろですから、降りるまで時間がかかるわけですが、荷物もあるしまあいいか。
荷物受け取りカウンターに下りてきました。さあ、荷物が廻ってきました。かばんがぬれているので一瞬ドキッとしましたが、雪の影響らしく、中からだらだらでてきているわけではなさそうです。
車に乗り込み、帰宅。ついたら3時。はあ、、、、
かばんを開けると、麺類に多少の折れは認められたものの、ほぼ無事。飲み物も割れていません。
でも明日から仕事だし。
荷物の片付けは翌朝にして、とっとと眠りに落ちたのでした。
深夜便ができて初めての最終便接続、人体実験のつもりでやりましたが、やっぱりあんまり人には薦められませんね。