今回は、地元の飲み友達(?)の事業家の方と、取引先新年会形式。
金曜日は仕事で、その夜に長白山ウェスティンホテルに宿泊、翌日滑って、日曜帰り。
さて、スキーですが、さすがにシネコンで売っている万達グループ、映画館のチケット売り場のような出札口。料金もフルレンタルで4時間688元、一日788元と強気です。
レンタルの効率が悪く、散々並ばされた末に皆さん準備完了。自分で道具を持っていった身としては、前日の深酒の二日酔いとの戦い(っても、じっとしてるだけですが)。さて滑ろうとゴンドラに行くと、ヘルメットかぶってない人は乗せません、とのこと。その上あちこちにスキーはリスクがあるスポーツです、の張り紙。確かに普通の人に聞いても、スキーは危ないからやらない、という人は多い。イメージ改善と、安全対策に躍起、ということでしょうか。
しぶしぶ効率の悪いレンタルに戻って借りるまでに30分。はぁ~。その上、レンタル窓口のあんちゃんの態度悪く、ヘルメットがば~っとたくさん持ってきて床にぶちまけ蹴ってます。そりゃいかんだろ。
もちろん渡されたヘルメットもサイズ合わず、交換してもらいます。
さてようやく準備完了。もう10時30分じゃん。ゴンドラに向かうも、皆はどこかにいってしまっていて一人になりました。
ゴンドラは8人乗りの大型でこれは快適。その脇に6人乗りのフード付き高速リフトが2基みえます。ゴンドラの中では46コースを備えるアジア最大のスキー場、とか言ううたい文句(言ったもの勝ち)の放送がながれてます。でも山は低い!頂上まで行くと、山の反対側から来ている同じく8人乗りのゴンドラ。フーン、気合入れて開発してますね。さて滑り出してみると、それなりの坂ですが、ちゃんと圧雪してあるのでエッジがよく効いて楽しく滑れます。雪質もそこそこ。その上、北大壷では人を悩ませる石ころもありません。ただ、ちょっと滑ると後はまったいら。やっぱり山が低すぎます。とりあえずこのゴンドラにとってある3つのコースを滑ってから、反対のゴンドラのほうにいってみます。
こちらは設計が悪く、しばらく登らなければならないのですが、登り終わると係員がいます。
”こちらは非圧雪のコースですから、ゆっくり滑ってください”
そうですか。これまた安全に力を入れている風ですね。こぶになるほどの雪はなく、不規則にぐちゃぐちゃになっている感じ。それにちょっと急なところは木の葉ボーダーが削ってくれているのでカチカチに平らになっています。そして、同じく、降りてしまうとまったいら。ゴンドラ乗り場まで私のぼろくなってしまった板では滑らないのでスケーティング。こりゃしんどいわ。
ゴンドラでもとの山頂まで戻り、反対側の圧雪斜面をおります。
そして、6人乗りリフトに。まずゴンドラの反対側、向かって右手のに乗ってみます。検札機はタッチタイプ、それを抜けるとさらにゲートがあって、タイミングが来るとあきます。その先に、ご丁寧にベルトコンベアがあって着座位置まで送ってくれます。ドップルマイヤー製なのですが、いらんものまで売りつけるものですね。それともこれでアジア1?こちらの山はさらに低く、広くターンを取ると10回持たないのですが、降りてからのまったいらは同じな分、板を脱がなくてもよいので滑れる時間はゴンドラより長そうです。そこで、この坂で小回りの練習。両端はまだ圧雪機の跡が残っているくらいで荒れておらず、気分よく滑れます。
2~3本滑ってから、今度はもう1基の真ん中のリフトに。こちらは人が多い。でも、ほとんど上に上らないままだらだらと進んで、終点になってしまいました。あいたた。ごりゃやられた。
結局前日の深酒がたたってお昼は食べなかったのですが、マックやケンタ、ピザハットが揃い踏み。そのほかにもチョイスがあって、これは助かります。北大壷の今日の昼は何が食えるのか?の心配に比べると雲泥の差といえましょう。
その後6人乗りのリフトで小回りの練習を続けるうちに気が付いたのですが、なぜかフードを自分で締めて自分であけなきゃならない。よく見ると、逆に降りてくるほうは自動で閉まって、到着すると開いています。絶対おかしい。何回か見るうち、どうも人が乗ろうとするとあえて自動開閉装置をはずしているように見えなくもない。セーフティーバーをつけさせたのを確認するため?いずれにしても妙な話です。
稼動している2本のゴンドラと2本のリフトに乗りましたが、メインの山ともうひとつの山、いずれも高さ不足はいかんともしがたい。午後には飽きてきました。
さて、滑ってみて、ほかとの比較
1)石ころがないのがうれしい(これがうれしいのも果たしていかがなものか、、、)
2)ちゃんと圧雪してあるのがうれしい(同上)
3)お昼ご飯が選べるのがうれしい
4)週末ナイターもやってます!
5)坂は短いので、不満足。消化不良。
ということでわざわざ車で4時間もかけていく値打ちがあるのかには正直疑問。それに値段が高すぎます。自分の道具を持っていったら30%オフとはいえそれでも560元(約7000円!)。(ヘルメットも買わなきゃ)
北京郊外の張家口のスキー場も、昼飯はいいが一日800元とか聞くし、これが相場観か?
駐在地の日本食食い放題もそうですが、すでにバリューフォーマネーでの比較ではなく、単純に単価が高いものが続々でてきている中国、これぞまさにバブル?ベンツのR350で160キロでぶっ飛ばしながら送ってもらう帰り道、いろいろ考えてしまいました。