さて、23時30分、思ったよりタクシーが少なく、なかなかつかまりません。ネットで買ったきっぷを駅で交換するのは初めてなので、ちょっと心配になってきます。こっちは板持ってるし、敬遠されてるのかな?最悪夜のバスを待つのならそろそろ限界、と思ったところでタクシーが。相乗りです。ちょっと大回りされましたが、北口まで回れたので、かえって楽だった?とにかくきっぷ売り場に急ぎます。
木で鼻をくくる窓口2つを経て、正しい窓口に。パスポートを渡し、予約番号を告げるとあっさり発券。帰りの列車も、とたのむと、手数料がかかるとか。きっぷの終点での発券はかからない、と書いてあったけどかかっちゃうんですね。それとも裁量思い込みの類か?いずれにしても、亜布力のような田舎の駅で発券にあせるのは嫌だったので、とりあえず手数料5元を払って発券してもらいました。
そして待合スペースに。幸い発車20分前。余裕じゃん、と思ったら、さらに遅れて出発は12時30分とのこと。ありゃ~。まだ50分もある。忘れたカメラを取りに帰るには、ちょっと厳しい時間。とりあえず待つことに。
遅延した時刻には列車が到着、10分前から改札が始まり、例のごとく端から端まで歩かされます。これは、ホームへのは入り口を片方の端に、出口をもう片方の端に作ってあり、合理的といえば合理的なものの、人を大豆か小豆のように流し込むんだなあ、と、ふと気づいたしだい。
列車に乗り込み、板を下段の下において硬臥の上段にもぐりこもうとするとすでに人が、やむなく向かい側の上段に横になって眠りかけたところできっぷ交換。違うと注意されます。だってこいつねてんじゃん。すると一応車掌は彼を起こして正しい場所に誘導します。でも動作がのろい。10分以上待ってようやく私の寝床が。明日朝から滑るのに、困るなあ、とちょっぴり酔っ払った頭で考えつつ耳栓のアイマスクでしばらくすると爆睡。朝のきっぷ交換に起こされたのが6時過ぎ。駅の到着放送がないので一体どこにいるのかよくわからず、とりあえず定刻7時に間に合うように準備をゆるゆる始めます。準備できて改めて聞くとまだらしい。待つことしばし。車窓はだんだん明るくなってきて、一面の雪景色。それもちょっと厚め。期待が膨らみます。7時30分くらいに音もなく到着。ここ亜布力?車掌に確認しておりますが、ほかのスキーっぽい乗客は降りてこず、ちょっぴり不安になります。駅の表示も運悪く遠くにしかないし。でもまあ、また乗るわけにも行かず、またホームの端から歩いているとようやく駅名表示が。一安心、と思ったところに、なぜかおばさんが近寄ってきて、スキーかい、どこまで?と聞くので、あえて地元っぽく陽光(中国側パートナー?)の名前を出すと片道70元とのこと。うーん、それならいいか。帰りも頼めるの?問題ない。前回着たときに一人片道150元もとられたから、まあ、よし、ということで駅を出ます。それにしても何で改札ないには入れるの?とりあえず駅前のそのおばさんの店に入って車を待ちます。そして帰りように名刺をもらい、いわくとりあえず明日の14時30分わかったけど念のために13時30分に電話して、とのこと。了解!だんなが運転手、おばさんが店をやってるらしい。だんなに電話しても出ないので、同業者の車を捕まえて、これにどうそ。ありがとう。おばさんもなぜか助手席に乗ります。
道路は快調、車内の音楽は相当うるさい。でも30分あまりでスキー場まで。地中海倶楽部だよ、と改めて言ったら解ってる、との反応。きっちり玄関前まで送ってもらいました。