昔、ツービート(なつかしっ!)のギャグで、赤信号みんなでわたれば怖くない、ってありましたが、それに似た言葉がここ数日こっちで話題になっています。
こちらの国式の道の渡り方。一握りの人が集まれば、信号に関係なくわたる。
まさにその通りなのですが、これにメディアが反応して、いろんな論調をまとめてます。
みんな急いでいるから。歩行者、自転車、自動車がおのおのを邪魔者と思っているから。人数は力だから、大勢で対応すれば轢いた時に対応できないからよける。ルールはむしろ落とし穴であり、守っていたらわたれないから。
どれもいつも感じるこっちの人のいいわけです。
でも、第3者的に見て一番考えなきゃいけないし、出て欲しい議論は、人の迷惑顧みず(これは電線軍団か)ってこと。でも少しも議論に出てきません。
道の渋滞も、あなた一人が譲れば、ここで車は溜まらない、ってシーン、本当によく見ます。
信号のない大通りへの交差点を5センチづつじりじりと交通量の多い片道3車線に突き刺さり、左折(日本で言うと右折ですな)するわけですが、そいつが抜けるのに数分かかります。自転車なら道をふさぐ方向に向けたまま、つまり車の流れに直角に自転車をむけ、道の真ん中でじわじわわたってます。人でも同じ。それで溜まった車の量が一定以上なら、これで渋滞ですよね。
人の迷惑、やっぱりこの国にはその感覚がないのだな、ということと、日本との差はやっぱり都市部でも30年くらいはあるんだろうなと思った次第でした。