昨日の晩から瀋陽に出張に来ています。移動は列車。先月末に駅が改装になり、元々の正面玄関、南口から入れません。
時を同じくして北口ができたのですが、そのオープンの際の新聞にバリアフリーだとか自慢が書いてあったので、ちょっと楽しみ、ちょっと意地悪な気持ちでその北口に向かいます。オープンすぐに下見には来たのですが今回始めて利用。
線路の南北をつなぐトンネルがまだ完成していないので、大回り。いつもなら10分でいけるところを念のため30分かかるものと想定して、早めに出ましたが正解!
さて、自慢の駅ですが、車寄せが弱い。タクシー乗り場が弱い、全然改善されてないじゃん。
その上改装中は駅行きのバス(南口行き)はそのまま南口までしか行かないので、公共交通機関ではアクセス無理。自然とタクシーを使うわけですがそれでぐちゃぐちゃ、、、
一応、車を降りるところ、として指定されているところで降りて、さて駅に向かうわけですが、だだっ広い広場があるため歩いて入り口まで数分かかります。多分東京駅丸の内口の前を丸ビルまで全部広場で車が入れなくしてある感じ。それを北口方向から中央に歩く感じです。
とにかくハッタリが大切なこの国のこと、でかいのが大切なのはわかりますが、どこがバリアフリーやねん。集会の自由のないのにこんな広場を使うとしたら軍事利用しかないじゃん。やっぱり世界の平和は危険なバランスの上に危うく乗っかってるんだなあ、と認識します。
さて肝心の駅。
安全検査のあと正面のでかいエスカレーターで出発階へ、中央にホールがあって、その両側にプラットフォームごとに改札口がある、というシステムはほかの街と同じ。中央のホールに椅子が並んでいてそこでまちあわせるわけですが、以前にも増して席がない、、、改善されてないじゃん、新聞には待ち時間も楽に成ると書いてあったけど、たぶん利用人数などな~んも計算せず格好だけで設計したのでしょう。
あいかわらず、改札が開くのは出発10分前、10分程度の遅れなら遅延情報なし、いつかいつかとまっていると、改札始まったもののホームへのドアは閉まったまま。前の列車が出発してからそこをあけます。これまた全然変わってないじゃん。
唯一の救いは、この街で初めての吉野家が駅内にできたこと。ここへのアクセスは狭い階段で回廊状の中2階に上ることになります。エレベーターは無し。うーん、バリアフリーじゃなくてバリアフル。今シーズンのスキーの朝飯は牛丼弁当で決まり!と、気分を取り直して、でも代わり映えのしない鉄道システムにため息を着きつつ出張に出かけたのでした。