例の広場の事件のとき、もうだめだ、と大騒ぎ。そのあと、出てきてみると大丈夫だと、どんどん規律というか、認識が緩み、今回の騒動。
中国60年の歴史を見ればわかるのに。
政府も、経済界も、ようやくカントリーリスクを認識できたという意味ではいい機会かも。
知らないひとがこっちに出てきて、安いからと、ろくに条件の交渉もせず無邪気に工場作っちゃってますが、ほかの国の人たちは国のバックを持って、もっと戦略的によりよい条件を搾り出しています。
また、やるなら一生かけてその地に根を下ろす、その心がけは大切です。大体それに言及すると経営理念だからと怒り出す経営者のひとが多いです。その一方で、こういう変化の大きい国ですから、何年で回収するかとか冷静な判断もあわせもつのが大切なんですが。
そんな個人の判断で、みんなの蓄積である大事な技術が安値で、あるいはただで吸い取られてるんだから。
これまではそれの安売り合戦だったのが、これからちょっと変わってくれればいいのに、と思います。