今日、市内の中心を南北に通る人民大街を走る、66番のバスに乗りました。

モーターショーに行くのが目的です。

市内唯一の2階建て路線で、2階が座れる確率が高いので登りましたが、残念ながら席はなし。

しばらく待つと、一番前の展望席が空きました。

すろと、私の右前に、パノラマウインドウを背に立とうとしているひとがいます。

確かに手すりがあって座れるからね。疲れてるのかな。

それにこっちのひとにしては腰が低い。すいません、こちらに入らせてください、なんてね。

でも、そこに建つと彼の背中のテレビが見れません。

苦情が飛び、一旦下がりましたが、また復帰。

よく見ると、腰にスピーカーみたいなのをつけてます。そして顔を見上げると、今度はマイク付きのヘッドセットを装着しました。

うん?何者?

すると、腰のスイッチを入れて、でかい音でしゃべり始めます。

ほにゃらら宝石店です。これまでも店舗を増やすたび、バスでプロモーション、予算も3万間組んで皆さんに喜ばれています(たいした額じゃないじゃん)。このたび新規オープンを祝して、幸運な皆様にご紹介、

とかしゃべりだします。

左の目の前なのでうるさいうるさい。左耳をとりあえずふさいでしのぎます。

とうとうダイヤを取り出し、市場の半値、ケースは老人が作っていて別会計だけど福祉に役立ってる、とか言い始めて、それなりに車内のひとの注目を集めてます。

そしてとうとう販売開始。

ちょっといんちきっぽい景品話で、先着6名、などとあおります。

車掌も注意しない。多分しっかり鼻薬が効いているのでしょう。

それにしても何でもありだなあ、こんなのが日本に来たらいやだなあ、などと思いながら、バスに乗るとねたが多いなあ、と愛も変わらず野関心をした今日の午前でした。