客先の事務所が改装中で、接着剤というか溶剤臭い空気が漂っていました。
ふと目を転じると、パントリーのおばさんがパイナップルを切って、棚の上においていきました。
どうしてわざわざぬるくして食べるんだろう、と思っていると、パイナップルの甘い香りが。
しばらくすると、溶剤系の臭いが消えました。
聞くところによると、臭いを消す昔の人の知恵だそうです。
パイナップルに物珍しさ、新しさをどこかに秘めている年代としては、
そもそもなんで消臭に効くの?という科学的根拠の不思議さと、
昔の人の知恵、っていう、日本人なら梅干とかお酢とか地味なものがお似合いなのに、パイナップルかよ、というアンバランスさで、久々にほのぼのと楽しい気持ちになりました。