子供のころから好きなこと

人前で踊ること!!
8歳の頃から続けているHIPHOPダンス
中学を卒業するまで
毎年大きなホールで行われる発表会に出ていた
憧れのアイドルがいつも使っている楽屋
鏡の周りに電球がたくさん付いていてまぶしい
いつもは着ない派手な衣装
お母さんが結んでくれたかっこいい髪型
キラキラのアクセサリーをつけて
美容部員の友達のお母さんが一人ひとりにメイクをする
ちっぽけでおこちゃまな自分がステキなお姉さんになっちゃった![]()

嬉しくも照れくさくなった
発表会には親、兄弟、親戚、お友達が
いつも見に来てくれていた
スポットライトが照らす
広い広いステージ
それとは真逆な
暗くて狭くてホコリっぽい
ステージ袖で待機する
そんな陰気臭さも吹っ飛ばすほど
私の心は弾む
「みんないつもと違う私に驚いてくれるかな?!」
「ダンスかっこいい!って楽しんでくれるかな??」
・・・早く踊りたい!!
いざステージへ!!!
客席に座る見知った顔たち
みんな笑顔だ!やったー!!
たった数分、だけどみんな
「すごいねー!」「よかったよー!」
「いつもと違うからビックリしたよ」
お褒めの言葉やお花をくれる
それより何より嬉しかったのは
みんなが話すときの
ビックリ楽しそうな表情
ニコニコ温かい表情
たまらなく嬉しかった
来年はもっとすごいダンスを見せたい!
だからいっぱい研究して練習して
先生に助けてもらって頑張った
高校生になってひょんなきっかけからとあるチームの一員になる
そこからはコンテストに挑戦する日々だった
次第に目的が
驚く顔や笑顔が見たい
から
コンテストで賞が欲しい
に変わっていった
ーー練習がしんどくなった
仲間や先生が敵になった
衣装を着ると震えが止まらなくなった
…ステージがこわい
心が弾んだステージ袖でパニック発作が出るようになった
もう踊りたくない!
私はダンスを辞める決断をした
年に一度、母の実家に行ったとき
口下手なおじいちゃんが
唯一必ずしてくる質問がある
「ゆうちゃんは...シップホップっちゅーのはまだやってんのかい?」
いつもおばあちゃんの後ろに立っていて
寡黙なおじいちゃん
それでも孫のダンスは楽しみだったらしい
「うーん...もうやってないよ。」
「そうか.....。」
そのままテレビに目を向けるおじいちゃん
なんだか気まずい私
もう一度ダンスを見せることなく
その後ガンで亡くなった
ーーそこから数年間
人前で踊ることはなかった
でも10年以上続けてきたものを
スパっと辞めることができるわけなく
当時好きだったアイドルの振り付けを
コピーして家でコソコソ踊っていた
そんな中、数年ぶりに高校の先輩とたまたま出会い
まだダンスやってんのー?なんて話から
アイドルの振りコピしているんだったら
踊ってみた動画YouTubeに出しなよ!
本人たちもファンも喜ぶんじゃない?!
と言われた
言われた通り試行錯誤しながら
1本…また1本...と動画を更新してみる
母と姉と衣装を探したり、作ったり
髪を整え、時にアクセサリーもつけて
とびっきりのメイクをする
憧れのアイドルに近づけた![]()

と嬉しく照れくさくなる
「みんなコスプレ驚くかな?!」
「解説もつけたら喜ぶかな?」
「海外の人にも楽しんで欲しいな」
・・・早く踊りたい!!
一度は大嫌いになった人前で踊ること
今は画面の向こうにいる人を想いながら踊る
今も昔も変わらず普段と違う私に変身して
目の前の人の笑顔や
驚いた顔を見るのが好きだ!
またおじいちゃんに会った時はあの
江戸っ子口調でこう尋ねられるだろう
「ゆうちゃんは...シップホップっちゅーのはまだやってんのかい?」
私は心の底からこう答える
「うん!今めっちゃ楽しいよ!!」
そんな私の子供のころから
変わらない好きが詰まった動画が
コチラ✈️💗最後まで読んでいただきありがとうございました![]()


