君は彷徨える魂で
この世界をも飛び越えて
その唄を響かせる
数多ある光の粒が
明滅を繰り返す中で…
それは
春の訪れ
夏の煌めき
秋の空い
冬の冷たさ
季節を幾度となく巡り
ただそっと傍らで歌い
寄り添い
見送る
その魂の共鳴に
ある時は
涙し
唇を綻ばせ
頬を歪め
眉を寄せる
穏やかな木漏れ日の中にも
凍える夜にも
君は確かに居て
明日の記憶だけは持たずに
旅をするようだ
くるくると変わる天気のように
季節を運ぶ風のように
君は何度も…
強くて儚い愛と優しさを唄う
深い哀しみに身を捩りながら
運び届ける
その指先にも
凍えた胸の熾火になるように
