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吉田秀和氏の白寿を記念して出版された一冊です。

二十四巻からなる全集から選りすぐった29篇。

音楽評論のほかに美術評論も入っています。

四明書院として初めての出版と聞いています。

四明書院の主人、山本康氏は白水社にて吉田秀和の

全集を編集した人で、今回破格の値段で堅牢で美しい一冊に

纏められ、白寿の記念にと出版されましたが、白寿を目前に

他界されました。出版当初はあまり売れなかった本も

吉田秀和の急死に伴い、売れ始めたようです。

全部で二千部の初版ですが、再版されるかどうか。

60余年にわたる氏の評論を本書で堪能出来ます。

解説を堀江敏行が書いているのがつや消しです。

芥川賞の選考委員もしているようですが、

何が評価されているのか僕には不思議です。

四明書院のサイトで杉本秀太郎氏が本書について

書かれています。杉本氏に解説してほしかったです。


本書は、音楽に携わる方には、お薦めの一冊です。

絶版になる前にどうぞ。