堀文子展が平塚美術館で開催中なので行ってきました。
平塚美術館は初めて。バスで行くつもりが平塚に9時に着いてしまって、美術館は9時半からなので歩く事にしました。
歩いたおかげで、平塚の街を少し知る事が出来ました。
平塚八幡宮に寄りました。1700年の歴史のある神社。境内は広々として緑も多く、気持ちのいい空間。歩いて良かった。池には大きな鯉も泳いでいて、夏でも涼しそう。銀杏が少し色づいていました。

八幡宮を右折すると平塚では一番古い洋館が。横浜ゴムの関係のようです。靴を脱いでスリッパで中まで。応接間は当時の雰囲気が残っていました。

堀文子さんは、現在92歳。彼女の画風はアンリルソー的な画風から、どんどん変わって行き、絵本作家時代のものはまた可愛らしく、60歳代では日本画のようで、また変化し、大病を経験してからは、微小なものに集中して創作されています。それぞれが、またいいものですが、同じ人が描いたものとは思えないほどです。どんどん前に突き進んでいる厳しさを感じました。今でも新しいことに興奮して取り組んでいるとか。

併催されていたのが、礒江毅展。彼は56歳で亡くなっています。堀文子さんとは対照的なリアリズムの画家。繊細なタッチで、一枚仕上げるのに相当な時間を要したようです。食べ物は腐って来るので何度も取り替え、静物は埃がたまってくる、人物は動く。それだけの時間をかけて描かれた陶器、壁、瓶、魚、人物などの質感が本物以上に迫ってきます。細かいところまで妥協のない描写です。壁のシミ、コルクの乾いて、今にも転がって行きそうな立体感。写真以上の本物を感じます。自画像が二枚あったと思いますが、若い頃と闘病中のもの。一瞬の表情をとらえていて、礒江氏の内面まで伝わってきそうでした。堀文子さんを目的に行きましたが、礒江氏を知ることが出来て良かった。こういう機会がないと二度と出会わなかった画家だったかも知れません。

帰りはバスで、あっと言う間に平塚駅。鍋焼きうどんを食べたかったのに、二時からだと言われて、仕方なく、きつねうどんにしました。少し寒かったし、美味しいきつねでした。讃岐うどん。


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「ひとりで生きる」堀文子の言葉という本を美術館で買いました。短文と絵が少し。厳しい短い言葉。真剣に孤独に向き合う姿が凛々しい文章で綴られています。


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