初めて曲を聴いたり、知らない小説を読んだり、未知の絵画を観たり、知らない土地を訪れたりしたとき、「ああ、懐かしい!」と思うことがあります。
一度聞いただけで、その曲がスーッと心の中までしみこんで来る。そういうのを自分にとっての名曲だと思います。小説も読みながら、映像が浮かび、その世界に入り込んでいる。絵画もそう。絵の中の空気まで感じてしまう。

いいものは、懐かしく感じる。と僕は思います。
小説では「マイナス・ゼロ」「虚無への供物」などがそうでした。
読み終わるのを恐れながら読んでいるという小説は少ないです。残りのページ数が少なくなって行く。
ああ、終わってしまう。
「夕べの雲」もいい。庄野潤三さんの小説は一見日記のようなものなので、結末というのがありません。それよりも文章と書かれている内容を味わうという感じです。亡くなってしまって残念です。

$以下余白

$以下余白


$以下余白

音楽では、色々あります。
クラシックですと、モーツアルトの「ヴァイオリンとヴィオラの協奏協奏曲」「クラリネット五重奏曲」バッハの「マタイ受難曲」「二つのヴァイオリンのための協奏曲」「ゴルトベルク変奏曲」「平均律クラビア曲集」「無伴奏チェロ組曲」初めて聴いた感じがしない。

$以下余白

$以下余白

ポップスでは、「Alone again」「One boy」「You don't know」「One way ticket」「Runaway」「Michelle」「Teach your children」それに、「You've got a friend」等々。
すぐには思い浮かびません。

懐かしいというのは、DNAレベルで感じるんじゃないでしょうか。
創った人も、どこかから降りて来たように創ってしまう。だから、共通の土台に乗っているので、懐かしく感じるというものではないのかなと考えたりしています。

知らない土地、初めて会う人たちとの会話の途中に、これは以前に見た光景だと思うことがあるけど、それはよく言われる既視感(Deja vu)というものではないでしょうか。これも懐かしい。
ちょうど、Crosby Stills Nash & Youngのアルバムタイトルが Deja vu です。
懐かしいという感覚自体が、何かヒントを与えてくれるような気がします。

$以下余白

$以下余白

$以下余白

$以下余白