みんな、一生懸命 | ponのブログ

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皆様、こんばんは✨

いま住んでいるマンションの隣にあるクリーニング屋さんが、明日、閉店します。

そのクリーニング屋さんの看板娘であるSさんは、ハンドメイドがお上手で、店内にはSさんが手作りされたリースや、ぬいぐるみ等が飾られており、カフェのような可愛い雰囲気のお店です。

Sさんは、いま50歳で、大学生のお嬢さんがいらっしゃいます。昨年、何らかのご事情で離婚され、今は、お嬢さんと二人暮らしだそうです。

閉店が決まったのは、今から1ヶ月前。
Sさんは就職活動をされていましたが、一番行きたかった会社とご縁がなく、他の会社も受けていらっしゃるとお話されていました。

今日、今までお世話になったお礼に、プチギフトを持参してクリーニング屋さんを訪れました。

初めは明るく話していたSさんですが、途中から顔が曇ってしまわれて、

「昨年、やっと離婚が成立して、仕事も今まで以上に頑張ろうと思っていたのだけど……急に閉店になってしまって……、急いで次の仕事を探さなければと思って、この1ヶ月頑張ってきたけれど、なかなか難しくて……」と泣きながらお話されました。

私も状況は違えど、ドクターストップで行きたかった会社に行けなかった経験があり、働きながら転職活動をすることの大変さも、よくわかります。

また、思いつめてしまうと、自分の疲労に気づかないまま「次、どうするか」しか考えられなくなって、無理に動いてしまい、体調を悪くした経験もあるので、Sさんの気持ちが痛いほどわかりました。

私は、状況が悪い時には、大事な決断(新しい就職先を決めるなど)を可能な限り先延ばしにするようにしています。状況が悪い時は、判断力が鈍っていると思うからです。

Sさんは、とても疲れているように見えたし、元気になるまで就職活動は先延ばしにされて、休まれた方がいいのでは……また、2月~3月は求人が一番増える時期だし、いま焦ってベストではない会社に決めてしまうのはもったいないとも思いました。

上記のことを、失礼にならないよう気をつけながらお伝えしたら、私に気を遣って下さったのか、
「今の私に、的確なアドバイスをくれてありがとう。ずっと苦しかったけれど、私の気持ちを代弁してもらえて……やっぱり、休もうと思えたよ」
とおっしゃって下さいました。

最後、お店を出る時に、Sさんがいつもの笑顔で見送って下さったのが、嬉しかったです。

みんな言わないだけで、何かしら事情を抱えながら、一生懸命、生きているんですよね。

私も辛いことはあるけれど、時々休みつつ、ベストを尽くそうと思います。