衰退はわかっていたけれど、とても良い番組がなくなってしまった。
世界ウルルン滞在記と世界ふしぎ発見。

前者はもっと前に終わっているが、外側からの取材ではなく、旅人が一週間その村で場所で同じ生活をすることに意味があった。おそらくあまりヤラセがなかったはずだ。倒れて中断した回もあったのだから。

後者は、おそらくは、かなりの視聴していた日本人を世界への旅に誘い、そしてまた、考古学者や歴史学者の芽を育てたのだろう。なぜか料金をとっているNHKではこういう番組は生まれなかった。

テレビといえば、今はヤラセがあたりまえ。作る側も見る側も。

震災後だからと、悲しげな苦しげな映像を平穏な局にいる人間は望む。ひょっとしたら視る側も。

けれど、自宅に居られるが電気が不通になって被災した人々は真っ先に処理すべきは、冷凍庫の食材なのだ。つまり、「とっておき」の食材で、高級食品の場合だってある。でも魔法なんかないのだよ、腐るのだ。かといって今後も食料が入手できるかは分からない。・・食べるでしょ。

取材班はカップ麺を大事そうに食べる映像を望んだのだろう。でも、現実には腐る前に冷凍庫の中身を食べよう、というだけのこと。そんなときは、正直食べたのが、カップ麺だかカニだか覚えてもいない。カニの足を薪の火で茹でていたら、贅沢で不幸せには見えない。テレビ的にはNGだ。

こんな裏側を、全員ではなくとも日本人の半数以上がしっていたらテレビが衰退するのはあたりまえ。