自分でアーユルヴェーダやインドに関わってだいぶ経つのに、いまだにヨーガとか瞑想とかを教えている団体を見るとつい、ウサンクサーと思ってしまう。
瞑想の前に「オーム」を唱えると身体の奥からエネルギーが立ち上ってくるのが感じられるのにも関わらず、他人がオームと言っているのを見ると、何か受け入れがたいものを感じてしまう。
もともとインドに足を踏み入れる前は、行者の映像などを見るとなんだか近寄ってはいけない、やばそうな気配があったのだ。
初めてのインド旅行ではまり、OLを辞め、一年間ヒンディ(インド語)留学していた時でさえ、ヨーガや宗教やドラッグやヒッピーやサドゥからは距離を置いていた。私はただ単にインドの土地や人々の生命力や寛容さに魅せられ、自分の居場所をどこかに求めていただけだった。本当は気がつかなかっただけで、彼らの笑顔は宗教と祈りから切り離されるものではなかったのだが・・・。
結局何か確実なものを求めて彷徨い、それは自分の中にあると教えられ、その答えを納得するためにインドに何度も通うはめになってしまった。
きっかけになったのは、5年間世界中を放浪していた日本人に惚れてしまったことだった。まあこれも運命だったと諦めよう。
あの頃は絶対的なものを探していた。それがなんだかは検討もつかなかったけれど、20代の半ばの世間知らずには、圧倒的な強さと明晰な頭脳を持つ男が自分を何とかしてくれるかもしれないという幻想をもってしまったのだ。
彼はあちこちでのいろいろな体験を語った。ゲストハウスの彼の部屋に通ってくる日本人が日に日に増えていった。やはり彼もカリスマ的吸引力をもつ一人だった。バングラデシュのモスクでムスリムになる修行をしたことや、意識を飛ばして他人の意識と出会うような方法、ドラッグの後遺症で見たフラッシュバックの映像など私には未知の話しを次から次へと語った。2週間ほどして彼は西へと去っていった。
あれからもう10年になるが、私は相変わらずインドにぶら下がっている。そして最近、赤坂プリンスで開催されたヨーガフェスティバルである呼吸法に出会うことになる。日本では宗教臭さを根っから嫌う傾向があるため、はじめからこのグル(師匠)に関しては触れないが、インドバンガロールのグル・ジーが編み出した呼吸法をスダルシャン・クリヤという。詳細を説明するのは難しい。興味があればHPをどうぞ。http://www.artoflivingjapan.org/
呼吸法は健康に効果が大きいことを科学的なデータで証明もしている。血液の循環や生理機能、細胞の再生力などをぐっと促進させるのだ。はじめてそれを体験したときはドラッグをやることと似ているなという気がした。ドラッグと違うのは自分を自分でコントロールできることである。ドラッグは効き目が切れるまでじっと我慢して待っていなければならない。そしてどんなに時間が経ってもそれは身体に残る。
呼吸法は、まだまだビギナーなので、他人に語るほどのことはない。でも時々、あれ?ということが起こったり気づいたりするようになる。
日本に帰ってきて半月経つのでだんだん鈍感になりつつあるようなのだが・・・
これから起こる不思議なことを、また紹介していきます。