夏休みも終わりようやく一人の時間ができたので、映画「ワンダフルデイズ」を鑑賞。韓国で5年の歳月をかけて制作されたSFアニメです。以下感想など。


ジェネオン エンタテインメント
劇場アニメーション ワンダフルデイズ

スタッフ

日本語版スタッフ
日本語脚本・演出:山賀博之(GAINAX)/プロデューサー:武田康廣(GAINAX)
オリジナルスタッフ
監督:キム・ムンセン/作曲:ウォン・イル/脚本:パク・ジュニョン,キム・ムンセン

キャスト
スハ:山寺宏一/シモン:横堀悦夫/ジェイ:真田アサミ/副官:山路和弘/総督:大木民夫/ノア博士:清川元夢/ゴリアテ:石塚運昇/ジョー:後藤哲夫/デイビッド:パク・トンハ/ティポン:荒川大三郎/エタ:榎本温子/スハ(子供時代):池田恭祐/ジェイ(子供時代):岡 珠希/ウッディー:桜井誉礼/カレン:手島沙樹/役名不明:中井将貴/坂口候一/後藤史彦/金子英彦/平川大輔/中国卓郎/高階俊嗣/松田尚樹/宮本侑芽
ストーリー
西暦2142年。戦争により大気汚染が進んだ世界。いつも黒い雲に覆われていて、青い空は見えなくなった。
汚染物質をエネルギーに変える豊かな都市・エコバンと、その周りの貧しい町・マール。
友人シモンの策略によりエコバンを追われ、今はマールに住む青年スハは、エコバンの心臓部に潜入に成功。そして子供時代に仲のよかった女性・ジェイと再会する。エコバンの警備担当のジェイにとって今のスハは敵だった。揺れる二人の心。そしてジェイを奪われたくない幼馴染のシモンは、スハを再び亡き者にしようとする・・・・。
感想
映像はきれいです。背景美術は非常に凝っていて、CGだけでなく、舞台のミニチュアを一つ一つ作って合成させてあります。セル・CG・実写の合成は大変な手間がかかったのでは。
ただ制作者が「AKIRA」「ナウシカ」「ラピュタ」の影響を受けてるらしく、見ていてどうしても、「このシーン、どこかで見たな」という思いがよぎってしまいます。
青空のない世界ということで、画面もストーリーもちょっと暗い感じです。戦闘シーンはあるものの、音楽も含め全体的に静かでおとなしい印象でした。
ストーリーは敵対する富裕層と難民層、そしてスハ・ジェイ・シモンの三角関係が中心。
ラストに「へえーっ」というオチがありました。そこは(私は最後までよめなかったので)よかったです。
(ヒント:地図)
山寺さんは主人公の青年・スハの声。すごくかっこいいです。前髪が長めで(←ここが自分的にポイント高い)。
韓国語版も見てみましたが、山寺さんの声の方がかっこいいし、やはり演技が細かいです。いや、韓国語わからないので、断言できないですけど。(^^;)
山寺さんは外画の吹替えは普段、オリジナルの声を聴いてできるだけその声に近づけるようにしているそうですが、今回の作品は韓国語版を聴かずに声を入れたそうです。つまり、外国作品でありながら日本のアニメの時と同じように、山寺さんオリジナル演技が聴けるということですね。や、すばらしかったです。山寺ファンはぜひどうぞ。山寺さんだけでなく、他の日本の声優陣の演技も役にはまっていてよかったです。