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内閣改造・自民党役員人事は31日に

 小泉首相は28日、自民党役員人事と内閣改造を31日に行うことを決めた。28日午後の自民党緊急役員会と公明党の神崎代表との党首会談で表明した。また、改造の骨格に関連し、首相は神崎氏に「公明党枠は神崎代表にお任せする」と伝えた。これにより、公明党の要望通り、北側国土交通相の閣内残留が固まった。また、首相は同日の青木幹雄・自民党参院会長との会談で、「参院議員枠」として従来通りの2人を入閣させ、人選も青木氏ら参院幹部に任せる考えを伝えた。

 首相は青木氏に対し、参院枠について「従来通り、参院からは2人でお願いします。約束を守ります。後はお任せします」と伝えた。これは、首相が仮に参院議員でもある竹中経済財政担当相を閣内に残す場合でも、参院枠とは別枠とすることを示したものと見られる。

 自民党参院執行部は沓掛哲男党参院政審会長、若林正俊元総務政務次官、松田岩夫元文部政務次官らを推す考えだ。

 内閣改造と自民党役員人事は当初、ともに特別国会終了後の11月2日に行うと見られていたが、首相の判断で前倒しとなった。その理由について、首相は28日夕、記者団に対し、「大体、今国会のメドもついたし、早くやった方がいいんじゃないかと。党内の意見も考え、時期的にいいかなと思った」と説明した。 武部勤幹事長は28日の記者会見で前倒しの理由について「1日が最終日なので、ここで常任委員長の人事もきちっとやっていくことが大事かと思う」と述べた。国会終了後の2日に内閣改造を行った場合、次の通常国会開会までの約3カ月間、衆参の常任委員長ポストに空白が生じることになるため、「不測の事態に備え、今国会中に委員長ポストまで決めておいた方がいい」(党幹部)という理由だ。

 一方、公明党の神崎代表は30日に首相と会い、北側国交相の留任が望ましいとの考えを首相に伝える予定だ。

横田基地共用化巡り

 米軍再編で横田基地に航空自衛隊航空総隊司令部を移す構想について、同基地の軍民共用化を求めている石原慎太郎都知事は28日の記者会見で、「こういう形になったのは日本の外交力がいかに乏しく拙劣かという証左。非常に不本意だ」と政府の姿勢を批判した。

 石原知事は21日に大野防衛庁長官と面会したことを明らかにしたうえで、「はっきり言わないが、都が満足する報告にはなりそうにないという話だった」と述べた。

 横田基地の民間利用については03年の日米首脳会談で合意している。石原知事は軍民共用化と今回の再編構想は別の問題だと主張しており、民間利用が後回しとなる見通しに、「トーンダウンした形になった。話が違うし、本質からもずれている」と指摘した。

外務省はピリピリ

 家具付きの家を借りたのにそう申告せず、家具を借りる費用を不正に受けた在外公館員はいないか――。新党大地代表の鈴木宗男衆院議員が外務省に、こんな内容の質問をちりばめた「質問主意書」を連発している。

 政府は28日、外務省関連ではこの1カ月で7本目となる鈴木氏への答弁書を閣議決定した。家具問題についての指摘には「確認されていない」。他の質問に対しても、「回答は困難」「公にするのは差し控えたい」といった言葉が並ぶ。

 鈴木氏はかつて、外交政策への過度の介入や、特定の外務官僚との深い関係が指摘されていた。鈴木氏が9月の総選挙で復活当選した後、外務省は同氏の実名を挙げた「対応マニュアル」をひそかに作成。「秘」扱いだったが、表ざたになったことで、両者の関係はこじれ始めた。

 鈴木氏は「外務官僚のスキャンダル隠しに手を貸したことを深く反省している」「今後は国民の『知る権利』に奉仕するため具体的行動をとる」と宣言。「在外公館による便宜供与」「在モスクワ日本大使館での裏金問題」などを問い続けており、外務省は「いつまで続くのか」(幹部)とピリピリしている。

NTT、スカパーが業務提携

 NTTグループとCS(通信衛星)放送のスカイパーフェクト・コミュニケーションズ(スカパー)が、光ファイバーを通じた映像配信で業務提携する方向になった。今年度内にも共同で新会社を設立し、NTTの光ファイバー回線とスカパーの番組配信との共同販売を始める見込みだ。

 スカパーの番組を光回線で配信している同社の子会社オプティキャストから営業部門を分離し、NTT東日本や西日本が資本参加する案が有力となっている。NTT側の出資は数十億円規模とみられる。

 オプティキャストは04年3月から光回線を使った集合住宅向けの番組配信をしており、現在の契約数は2500件。NTTとの提携で販売先を一戸建てにも拡大する。今後はスカパーの番組に加えて、地上波やBS(放送衛星)の番組も配信できるようになると期待している。

 NTTグループはこれまでも、インターネットでの映像配信に取り組んできたが、放送法により送信できる番組が限られてきた。

株主、どっちを支持

 経営統合を提案した楽天とTBSの攻防は、どちらがより多くのTBS株を押さえて株主の支持を集められるか、が焦点になってきた。楽天が19%超まで買い増したのに対し、取引先や系列局などに協力を求めてきたTBS側からは「安定株主は過半数を超えた」との見方も出ている。楽天が株式公開買い付け(TOB)に打って出れば、大幅に買い増す余地はあるのか。外国人投資家が保有する「失念株」の存在も注目される。

 楽天や村上世彰氏が率いる「村上ファンド」に株を買い集められたTBSだが、これまでただ手をこまぬいていたわけではない。

 TBSは、取引先や全国の系列放送局などにTBS株の保有継続や買い増しを何度も要請。電通や三井物産などの大株主とも業務提携の交渉を進め、長期保有してくれる安定株主づくりを積極化させてきた。

 全体の4割程度だった安定株主の割合は「ここにきて過半数に届いた」(幹部)と手応えを感じている。