明日からシドニーのあるNSW州は3連休になります。
祝日の少ないオーストラリアで3連休はめでたい。
というわけで、今夜は天ぷらです。
揚げ物なんて面倒なことをするのは、私が料理好きだからではありません。
日本のレシピが通用しない異国だと、チャレンジ精神が頭をもたげるのよね。
オーストラリアで天ぷらをするのに、魚介類は問題ありません。冷凍品を中心に、海老、イカ、ホタテというところは揃えられます。
問題は野菜系です。人参、玉ねぎならあるけど、あとはなーんにもありません。
まずカボチャ。あることにはあるんですよ。
でもパンプキンスープ用なんで、和カボチャよりももっと水っぽくて、甘みが全くありません。人参よりも甘みがない。
そこで代替え品として登場するのが、オーストラリアのスイートポテト、つまりサツマイモです。
サツマイモと言っても、こいつは繊維ゼロ。ねっとりもポクポクもゼロ。
初めて買って茹でたときは、ベチャベチャでゲロゲロでありました。
でも焼いたり揚げたりすると、甘くて美味しいんですよ。
天ぷらにすると、まさにカボチャのお味。
カットしてオーブンで焼いて、ステーキの付け合わせにも最適です。
次に「あるけどない」のがナスです。
オーストラリアのナスは、日本で言うところの加茂ナスです。
皮が硬いし、種が多いし、味噌塗って食べる以外用途不明。
ただ中国系の店に行くと、細くてやたら長いナスを売っています。
でもこのナス、水分が無いし種が口に触るしで、美味しくありません。
唯一、天ぷらだったら日本のナスの代替え品になるのよね。
そしてここからは代替え品ではなく、強引にオリジナルの道を行きます。
試してみて大当たりだったのは、マッシュルームの天ぷらです。
もう、誰が食べてもストレートに美味しい。
そして我が家が必ず作るのが、ブロッコリーニの天ぷらです。
上の写真の束になったヤツね。
このブロッコリーニという野菜、元々は日本で開発されたらしいけれど、オーストラリアの定番野菜のひとつです。
これに薄めの衣を少しだけつけて、サッと油をくぐらせると最高です。
外食ではみたことがない、我が家のオリジナルです。
そのほかに天ぷらの材料として考えられるのは、ズッキーニ、アスパラガス、カリフラワーなどです。ジャパレスで、きゅうりを揚げたのを食べたこともあります。
そして衣は卵と薄力粉に片栗粉を加えただけのもの。
これに炭酸水を加えると、サクサクに仕上がります。
炭酸水は1.25Lのものが1.10ドル。オーストラリア人は炭酸大好きだから山積みで安いよ。
天ぷらは奥が深くて、毎回改良を加えて進化させています。
でもって毎回「これ正解だね」「うま〜」と感動しながら食べています。
時間と心の余裕があれば、作って食べるというのはレジャーみたいなものです。
疲れ果てて、コンビニで惣菜を買って帰る生活とは正反対の生活がオーストラリアにはあります。
まあオージーの場合は、3連休前の金曜日なんていったら、夕方5時くらいからバーベキューなんですけどね。
今朝なんて、朝の7時に火災報知器のインスペクションの兄ちゃんが来ましたからね。
早く仕事を終えて連休に入りたいのはわかるけどさ、各部屋のドアをドンドン叩いて、朝っぱらからうるさいのなんのかんの。
そこまでして早くバーベキューに突入したい気持ちは、私にはわかりませぬ。



