怒涛の1週間が過ぎました。
本当なら、先週の土曜日にゴールドコーストを訪れて、2日間で20件のアパートを内覧する予定でした。
飛行機の大混乱&欠航によってそのアポすべてを失い、再度アポを取ろうと日々明け暮れたのですが、なんと・・・全部売れてしまった!
リストアップした20件の物件すべてがですよ。
さらにセカンド候補だった物件も、8割かたが売れて市場から消えました。
あああ、ちくそ〜、飛行機が飛ばなかったばかりに。
と同時に、オーストラリアのハウジングクライシスの恐ろしさを思い知ります。
購入希望者が、どんだけいるんだよ。
オーストラリアの不動産購入はバトルです。何しろ売り出される物件数が限られている売り手市場、まずは少ない不動産から予算内の候補を絞り出します。
妥協は常識だけど、譲れないものもあります。
なんたってね、1960年代築の物件とか混ざってるんだから。
ヨーロッパじゃ築100年越えはザラだけど、そんな由緒あるもんじゃなくて、ただの鉄筋だからね。
そして内覧の予約を取るんだけれど、これがたいてい土曜に集中しているので、30分に1件を回るという、離れ業をしなければなりません。
悪夢の1週間前と同じように暗いうちに家を出て、空港に向かいました。
今日はトラブっていません。飛べるよ〜。まずは感動です。
7時のジェットスターは欠航ですね。ま、それはよくあることで、オーストラリアではこのくらいは日常の範囲内です。
そして着いたゴールドコースト。
迎えにきてくれたSさんの車に乗り込みます。
今回はゴールドコーストの日本人不動産屋であるSさんに助っ人を頼んでいます。
これはバイヤーズ エージェントという、正式な助っ人です。
バイヤーズ エージェントへの支払額は、購入する不動産価格の1〜3%+消費税です。
馬鹿にならない金額ですが、物件内覧の個別交渉、内覧に同行してのアドバイス、先方不動産屋との交渉、そしていよいよ希望物件が決まったら、契約、弁護士の選定、シロアリや建物の検査をして結果によっては売主と修理の交渉、そして物件の引き渡しまでプロの目でチェックして、面倒を見てくれます。
この%がシドニーだと2.5%くらいと聞きました。7000万円の物件で231万円(消費税込み)ですよ恐ろしい。Sさんは5500ドルのフィックス(固定)料金です。
今回は私がひたすら物件を検討し、並行してSさんに築年月、登記された広さ、売買の歴史と妥当な値段などを調べてもらいました。個々の不動産屋の担当者を追い回して、アポ取りするのもお願いしました。値段が明記されていなもの(客の出かたを待っている)は、それとなく探りを入れてもらったり。
でもって飛行機の欠航に伴って、すべてがやり直しになったのはSさんも同じ。
私のせいじゃないけど、本当に申し訳ない。
13年ぶりの再会は、いきなりごめんなさいでありました。
ゴールドコーストは明るい日差しに満ちていました。
やっぱりシドニーよりは温暖。
そして何よりも、この青空と開放感です。
2時間しか寝てないのに、気分爽やかとはやばいかもしれない。
そして10時、1件めの内覧に滑り込みました。
サーファーズパラダイスにある、The Beachcomber の401号室。
78㎡で格安の43.5万ドル(4133万円)です。
1982年築だから築41年かあ。
はい、そうです。オーストラリアの不動産はお高いです。
さらにシドニーだとこの値段では、もしあってもボロボロの超狭狭になります。
オーナーがまだ住んでいるのを、外出させての内覧会です。
というわけで猫ニャンは残っているのね。人懐っこい子で良かった。
全体に古びて使い込まれていますが、収納スペースはこれでもかっていうくらいあります。
悪くはない。広くて安いは神。
ただね、ネットで見た時から危惧していた、バルコニーからのぐちゃぐちゃ景色は、やっぱり問題だよねー。外を見ると悲しいもん。でも広くて安い。
なんて考えていたらもう終わりです。
内覧会の客は次々きます。さんざん順番を待って、5分見たらもう追い出されます。
何千万円もの買い物を、5分で判断しなくちゃいけないんですよ。
事前にネットに上がっている写真を何十回も凝視して、どこをチェックするかも一覧にしてあるんだけれど、見回しただけで終わってしまいました。
Sさんの「寝室にはエアコンないですね」の一言がありがたい。
この状況では、助っ人なしは考えられません。
猫にかまけたことを深く反省。
次の部屋は同じくサーファーズパラダイスにある、Wingsの209号室です。
こっちは2004年築だから、73㎡で49万5000ドル(4700万円)。
事前チェックで、これといった問題がなかっただけあって、非常にクオリティの高い部屋です。
間取り図好きは私だけではないと思うので、載せておきます。
2階なのでどうかなと思っていた展望も、景色を遮るビル等がなくて上々。「広々として気持ちいい」とメモしました。気持ちいいが大事なんだよね。
並べてるのは不動産屋が掲載した写真なので、実際の倍くらい広く美しく見えます。
それを逆算して見る癖がついているので、実際も綺麗だと感動ものです。
でもここは、そそくさと立ち去ります。
だってね、次が今日の大本命なんだよ。
先週はまだ内覧をやっていなくて、今日が一発目の内覧会。
Sさんと打ち合わせを繰り返していて、値段の上乗せも検討済み。
見たら速攻でオファー(申込)を入れようと、オファー用紙まで用意してあるんだから。
でも、すべての準備は水の泡と帰すのです。
それは次回。








