オーストラリアというとカンガルーやコアラといった有袋類(子宮ではなくポケットで赤ちゃんを育てる哺乳類)が有名ですが、オーストラリアは同時に鳥の国でもあります。
海賊が肩に乗せているようなオウムが、平気でその辺を飛んでいます。
そんなオーストラリアで、多くの人が最初に見る大型の鳥が、このアイビスです。もちろん野生の鳥で、サイズはニワトリより大きく、足が長いので背もあります。くちばし長いし、異様な風体にみんな驚きます。
こいつ、和名をオーストラリアクロトキといって、日本では繁殖にやっきになっているあのトキなんですよ。
でも、こっちでの通称はラビッシュ バード。
直訳するとゴミ鳥です。
理由はいつもゴミを漁っているから。
そして小学校、中学校といった学校の校庭では、こいつらはおなじみの存在なんです。
オーストラリアの学校では、ランチは校庭で食べます。
教室は鍵をかけてしまうところもあります。
子供達は芝生の好きなところに座って食べるんだけれど、その合間をうろついているのがこいつら。チャイムが鳴って子供達がいなくなると、校庭のいたるところにこいつらが残ります。
校外授業で美術館横でランチしていた子供達。それでも、やつらはちゃんと来る。
もちろん日本と同じカラスもちゃんといます。
でも学校で見るのは圧倒的にラビッシュ バードですな。不思議だけど、テリトリー(縄張り)があるのかしら。
ちなみにイギリス英語では、ゴミはラビッシュです。アメリカのようにトラッシュとは決して言いません。「何それ。聞いたことないよ」です。
ゴミ箱はラビッシュ ビンになります。ラビッシュボックスは聞かないですね。
ラビッシュバードは残飯を狙ってウザいので、いい印象は持っていないんだけど、学校の記憶と深く結びついていて、なんか懐かしい、不思議な存在の鳥です。


