3月23日(日)にて釧路市星が浦にある銭湯「鶴の湯」が閉業するという事を知り、

前日の3月22日(土)に子供を連れて入浴しに行きました。

 



40年ものあいだ市民だけではなく、多くの銭湯ファンを温め続けてくれた事に

大変感謝しております。

 



私の家から遠いのでホーム銭湯として利用することが出来なかったのですが

何度も利用はさせていただきました。

 



仲間と行ったり妻と行ったり子供と行ったり一人で行ったりと様々なシーンを思い出します。

 



 

最後の入浴は小学生の息子と行き、14時からオープンなのに12時半くらいに行ってしまい駐車場で待つことに。

いつもは夜に利用していたので昼に来るのは初めてだったかもしれない。

昼の鶴の湯をカメラに収めていると店員さんが到着。

完全に不審者だと思われていたと思う。

入浴する事を伝えると親切に時間を教えてくれました。

ありがとうございます!

 

子供と車の中でゲームをやって待っていると、13時45分くらいからどんどんお客さんが集まってきた。

常連さんだろう。

僕のようなものは年間5回くらいしか行かないので、常連さんからすると新参者と変わらないんのかなと思う。

僕だって、家の近くに鶴の湯があれば週3回は通ったのに。

くやしい。

 

鶴の湯の素敵な所は入ったところの店構え。

番台がありシンメトリーに男湯と女湯がある。

男湯と女湯の浴室に入るその前に橋がある。

その店構えが美しいと実感。

 

しかし僕としては番台の前にある大きな柱を取り除きたいところだ。

 

着替えるところ入ると、昔ながらのたたずまい。

味わい深くてしみるぜ。

 

素っ裸になりガラスのドアをガラガラガラ。

本日も釧路一素晴らしい銭湯アートを堪能する。

摩周湖と思われる湖を4羽の鶴が優雅に飛ぶタイル画。

まじでこれだけは何とか残して欲しいけど無理なのはわかってる。

許されるならカメラに収めたいが、そういうのは無理なのはこまき湯の時に学んだ。

どこかの業者が引き継いで事業継続してくれないかな。

それか僕に金があれば…。

女湯はどんなタイル画あるのだろう?

めちゃめちゃ気になる。

 

浴室に入ると右には歩行湯があるが、僕が来るときはだいたいお湯が入っていない。

今日はどうだろうか?

ん?入っているぞ!

やった!さすが昼間。

 

体を洗って、いざ歩行湯へ!

今日は全ての設備を楽しむぞ!

 

つ…冷たい…。

え?歩行湯これが正解?

でも、これもOK!

なぜなら歩行後に待ち受ける湯は温度がわりと高めで皮膚にいい刺激があり、さらに深く広い。

チョロQ理論で逆に冷たい方が良かった!さすが。

 

あったまりながら子供も歩行して風呂にイン!

 

「あっつ!」

と、言って出てった(笑)

 

ガキめっ!まだまだあまいな。

 

「入ってしまえばたいしたことないよ♨」と、伝えると我が息子も肩まで浸かる。

 

「今日は全ての設備を堪能するよ。だから長めに入るよ」

 

「え?あそこも」

 

「うん」

 

あそことは、鶴の湯一の謎のスポット「木の湯」である。

行った事ある方はわかると思うが、正直不気味な湯?があるのだ。

しかもだいたいぬるい。

 

そのあととなりの湯にも入り、僕は「木の湯」に挑む。

 

「俺、行ってくるわ!」

 

不気味な木の前に立ち、おそらく当初は緑の葉がついた木があって摩周湖感があったのだろうと推測した。

勝手に想像してるけど見てみたかったなー。

そんな事を考えながら足を入れると冷たい…

足だけ入れて、入浴完了。

昼から冷たいのは無理。

全ての設備を堪能すると言ったけど、僕は水風呂も夏しか入れない敏感身体だから撤回。

 

その後身体を洗う。

子供の頭を洗っているのを見ると、成長したなとしみじみ思った。

子供を連れて銭湯に行くようになってもう10年近くなる。

いつまで一緒に行ってくれるかわからないから、毎回必ず声をかけるようにしてるし、なるべく一人では行かない。

しかし、頭洗うのとかはまだなんかへたくそでかわいい。

まいかいもみあげ周辺を洗い忘れるのだ。

 

洗い終わった後サウナを堪能。

まだ温度が上がりきってなくて子供連れの僕にはちょうどいい。

10分くらい入って、汗を流して赤い薬湯へ。

子供と来るときはタイミングが合わないからサウナを堪能しないようにしている。

水風呂も冬は冷たいから冷たすぎる時は入らないで外気浴か椅子でのんびりするが今日はしない。

 

釧路で薬湯が残っている所は数少ない。

薬湯に入りながら改めて銭湯アートを眺める。

 

(これをみられるのもこれで最後か…)

 

さみしくて長湯する。

のぼせそうだが今日は我慢。

目に焼き付けてあがる。

 

着替えながらまた銭湯アートをみる。

何回も何回もみる。

あーさみしいな。

 

おそらくほかの常連のおっさんたちも同じ気持ちだろうな。

誰も無駄な話をしないで、黙って湯船に浸かってる。

 

いつまでも居たかったがそうはいかない。

必ずさよならは来る。

雰囲気をかみしめつつ出てから、普段買わない自販機のジュースを買う。

まだここにいたいな。

泣けてくる。

 

身体も少し冷えてきたな。

息子は風呂に行くと風をひくことがある。

もう帰ろう…。

 

番台の方に今までのお礼を言って帰る。

社長にも伝えてくれると言っていたのでぜひ伝えてください。

 

鶴の湯は息子や友達との一生忘れる事の出来ない思い出の場所でした!

何度もお世話になり良い思い出ばかりです。

本当に本当に、あたたかい思い出をありがとうございました!!

関わっていた皆様、お疲れさまでした♨