どうもこんにちは、フルートの坂上領です。チャランガぽよぽよ、20周年、成人式！ということは、23歳の時からスタートしていたんですねぇ、、、
当時は「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」がヒットしたり、「オルケスタ・デ・ラ・ルス」が再結成したり、生でデイヴ・バレンティンやマラカに会えたり、とにかくラテン音楽に魅了されまくった時期で、その時に帆足彩ちゃんと出会ったのでした(大学4年の時)。そしてその炎のように燃えた気持ちのまま翌年(卒業できたw)チャランガぽよぽよ結成
【チャランガ】というエレガントでダンサブルなアンサンブルを追求していくうちに、チェブラーシカ と出会ったことをはじめ、「ぜんまいざむらい」のテーマ曲や「リンゴの森の子猫たち」(当時はインスト)をやったり、今の原型がすでにありました
僕のオリジナルは少なく、僕はアレンジするくらい。この時期は江田真純さん(per)の素晴らしきオリジナルたちが【ぽよぽよサウンド】の中心でした。「パチャパチャ」はこの時期のスタンダード(笑) また、タカマツタカヒロが影のアレンジ、アイディアなど影のブレーンだったと思います。この頃、リズム隊が豪華で、打楽器陣も真純さんの他に美座良彦さん、佐藤直子ちゃん、見谷聡一など！ベースにも、奥田敏朗さん、大森輝作さん、小泉哲夫さんにお願いしたり、本当に豪華な面々
メンバーの産休などを経て、一年に2本くらいしかライブやってなかった時期もありつつ、扇谷研人さん(p)、伊藤寛康さん(b)、藤井摂さん(ds)、太田みちこさん(vo、以下みっちゃん〜)という時期がこの頃ほぼ固定メンバーでした。奥山勝さん(p)や、ウエキ弦太さん(g)にお願いしたこともありました
その後、なんとみっちゃんがフロリダに移住、ぽよも今後どうしよう？？？となっていた頃に、日本語の歌・言葉の魔術師とでも言うべき高瀬"makoring"麻里子(vo、以下まこりん)と出会い、このあたりから日本語のレパートリーが増えます。ぽよにとっては本当に本当に大きな出会いでした。「脱力系ラテンバンド」から「ラテン系脱力バンド」と名乗り始めました
NAOTOさん(vn)や仙波清彦さん(per)たちにゲスト参加してもらうことも増えました。この頃から、メンバーは固定でなく「ぽよファミリー」という形でたくさんの素晴らしいミュージシャンたちに手伝ってもらいました。ピアノに齊藤タカヤさん、野口茜ちゃん、上野山英里ちゃん、妹尾美穂ちゃん、仲田美穂さん、ベースに平石カツミさん、森田晃平、ドラムに齋藤たかし、パーカッションに塩のやもとひろ、などなど。。。また、ぽよDUOから派生したチームや、九州チームや、ラテぽよ、ブラぽよ、いろいろと広がりました
幸いなことに、全国に「ぽよサポーター」も増え、全国ツアーはもちろん、ぽよサポーターと一緒に「台湾ツアー」も実現できました。2枚のアルバムをリリースすることができ、本当に幸せです
また、今年は野口茜ちゃんが天国へ旅立ってしまったことは本当に胸が張り裂けそうな思いです。坂上がジストニアを患ったことなんてそれに比べたら屁でもないですが、このように楽しいことばかりではなく、みんなで乗り越えるべき山もあったりしました
でも今、チャランガぽよぽよのコンセプト「子供は夢を膨らませ、大人は子供心を取り戻す」ということは、本当に大切なことだと改めて感じます。コロナ禍によりマスク生活により微笑まれることに気付かない子供、音楽の授業で歌(合唱)やリコーダーを学ばなかったり、芸術鑑賞教室が少ない子供たち。「生」の音に触れるチャンスの減った大人たち
よく僕は「本気のファンタジーを作りたい」って話しています。老若男女問わず、魔法をかけたいのです。例えば「スイミー」「はらぺこあおむし」「ぐりとぐら」「ふたりはともだち」、、、それらの絵本はまさにそういう魔法の力を持った作品たちだと思います。大きいこと言って少し恥ずかしいですが、そんな今のような世の中だからこそ、本気でそういう音楽をやりたいのです
チャランガぽよぽよ3に向けてもそうですが、支えてくれたメンバー、ぽよファミリーに改めて尊敬と感謝、また、ぽよサポーターにも改めて特大の愛情を伝えたいですし、これからも本気のファンタジー、どんどん仕掛けていきたいです。もっとフルートも上手くなりたいし、たくさん曲も書きたいっ
とにかく20年前、帆足彩ちゃんとバンド組んで本当によかった。ありがとう
というわけで、すごくすごく思いの詰まった20年間をコンサートにて表現したいと思います。頑張ります。応援下さいませ
※Streaming＋にて配信→こちら
19:30〜 ￥5000 ＋order
坂上領(fl)、帆足彩(vn)、高瀬"makoring"麻里子(vo)、斎藤タカヤ(p)、伊藤寛康(b)、齋藤たかし(ds)、仙波清彦(per)
