単語を覚えるとき、人にはそれぞれ覚え方があります。
代ゼミ生さんは語源と結びつけて覚えているようです。
絵を使ったイメージで覚える人もいます。
私は高校生の頃、語呂合わせにはまった時期があります。
例えばalgebra「代数」は「主(あるじ)ブラブラ代数を解く」みたいなやつです。
でも、あまり手を広げずに、
ひとつの単語集を紙が刷りきれるまで使い込むのがいいでしょう。
でも、もっと大事なことがあります。
それは、語彙の数を増やすだけでなく、
語彙の深さについての知識を持つことです。
その単語を深く知ることも大切です。
例えば、subjectという単語には、
「主語」「主題」「教科」の他に、「被験者」などという意味もあります。
さらに、動詞として「~を支配する」などという意味もあります。
また、makeなど一見簡単な単語も、
make amends for だと「(過失・損害など)の償いをする」
make use of だと「~を使用[利用・活用]する」
make an effort だと「努力する」になったりします。
ひとつの単語がさまざまな意味を持っているということや、
使用頻度の高い動詞(give, get, look, haveなど)が
他の単語と一緒になって意味を持つ
いわゆるcollocation(コロケーション:連語)などの
勉強もした方がいいですね。
ただ、英語の場合、
語彙、文法、collocation、熟語といった辺りの
境界線はあいまいです。
たくさん読むことも大切でしょう。
代ゼミ生さんは予備校の勉強も大変だと思いますが、
予備校の勉強の他に、
大学入試問題を毎日必ず2題は解く。
解くまでは寝ない!
なんてノルマを課して、それをやり遂げたら、
来年は早慶上智も夢ではないと思います。
頑張って下さい!