「やっと英語で授業ができる時代が来ましたね」
校長を退職された先生からの年賀状に書かれていた言葉である。
文部科学省が12月22日に発表した高校の学習指導要領改定案を受けた言葉だろう。
翌23日の読売新聞を引用する。
『英語は「聞く」「話す」にも力を入れるとして、新科目「コミュニケーション英語1」「同2」「同3」を新設。さらに「授業を実際のコミュニケーションの場とする」と明記し、英語を使って授業を行う方針を初めて示した。教師側も英会話力を高めることが求められる。
一方、「生徒の理解に応じた英語を用いる」とのただし書きも付けており、どの程度、英語で授業するかは現場の判断に任せるという。』
こういう内容である。
下線をつけた部分が曲者である。
果たして、生徒の理解と言ったときに、どの生徒を対象にするのだろう?
生徒のことを考えて英語と日本語を使い分けできる先生はどれくらいいるのだろう?
英語の教師の中には、英語で話したくてウズウズしている人もいる。
とにかく何でもいいから「英語で話しちゃえ」というノリである。
こういう先生に習ったら生徒も大変だ。
OK, let’s study “subjunctive mood” today.
Subjunctive mood has some rules.
For example, as for subjunctive past, it is “S plus V plus…”
これは極端な例かもしれないが、意外と回りにいるんじゃないかな?
こうなったら完全に“教師の自己満足”だ!!
教師の英語によるinputも大事だが、もっと大事なのは生徒のoutputだ。
このことを考えずして、教師は英語で話せというのは納得がいかない。
実施は2012年。あと3年しかない。
これから英語教師はまずます忙しくなるぞ。