内容からすると4~5章の内容を記載します。
・現在のEUの共通文化による統合(新中世主義)が失敗しているのは、
近代の限界に加えて、ローマ帝国時代から続いてきた『蒐集』の終焉を意味し、
それは欧州の終焉を意味する。
・『蒐集』とは異邦人≠奴隷の蒐集によって文化を向上させてきたような、
中心の自分たちより下位の何かを常に統合してきた歴史のこと。
蒐集の終焉とはその機能不全を意味する。
・全世界的に格差の拡大が起きているのは偶然の出来事ではない。
高所得を得られる層の総人口に対する比率は15%で止まると言う説がある。
何処かに負担させて安く買い、高く売ると言うプロセスが資本主義には必要。
現在進行的にそれは国内格差の進行の形で現れているのである。
・むきだしの資本主義は少数者に利益を独占させるが、昔はマルクスやケインズが
歯止め役となっていたので良かった。
(とはいえ、金融資本主義化でケインズは現在無力と主張。)

・延長していくべき「空間」は無限と捉えるのは東インド会社の時代、近代の感覚である。
例えばケインズ主義を現代に適用しても「未来の収益からの収奪」になってしまう。
・資本主義をソフトランディングさせるためにはG20が連帯し、巨大企業に立ち向かわねばならない。
法人税の引き下げ競争に歯止めをかける、国際的な金融取引にトービン税のような仕組みを導入する。
・ポスト資本主義の社会が見えてくるまで望ましいのは、定常状態の社会を維持しておくこと。
定常状態とは、モノの新規導入をせず、買い替えだけで生産と消費が回るゼロ成長社会。
・日本が定常状態を維持するためには、税負担が高まらないように財政均衡が必要。
また安い1kwh20円以下のエネルギーを国内で生産しなければならない。
財政均衡のためには大幅な増税もやむをえない。
・格差拡大を抑制するために、労働規制を強化してワークシェアリングが機能する社会にすべき。
原則として正社員としての雇用を実現すべき。
・政治や経済、社会システムが不調なときには誰が情報を握っているのか?の争いが起きる。
誰が特権的に情報を制しているのかが注目されてくる。スノーデン事件はその一端であろう。
・周辺がもはや存在しない時代に永続的な、東インド会社のような一回きりで無い資本主義は
存在できない。無理に存在すれば中間層の搾取を生んでいく。
#1 こんばんは正成です。中々遠大なテーマの作品で書ききれていない部分もあります。
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#2 正成ブログは
・理屈っぽい・複雑なこと
・真面目な人が、世の中に困った時のアドバイス
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何かあれば連絡をお願いします。よろしくお願いします。
gamersh58 gmail.com