「私にはできない」からの一歩――お菓子作りがくれた自己効力感と自己肯定感 |  苦しみの先に見えた光

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日常の中で感じる小さな気づきや癒しを共有し、共に心の平穏を目指すブログ

 

 

私は長い間、自分には何もできない。

自分には価値がない。

そんな思い込みの中で生きてきました。

 

人と比べては落ち込み、

褒められても「たまたま」「本当じゃない」と受け取れず、

自己肯定感など、どこを探しても見つからなかった私。

 

そんな私が、ある日ふと「お菓子作り」を始めたのです。

 

理由はよく分かりませんでした。

でも、心のどこかで「何かを変えたい」という声が聞こえていたのかもしれません。

ただ、美味しいものを作って、人に喜んでもらいたい。

それだけを胸に、私は少しずつお菓子を焼き始めました。

 

けれど――

お菓子を人に販売するということは、評価を受けるということ。

 

長年、「人にどう思われるか」が怖かった私にとって、

誰かに味を評価されるというのは、本当に怖くてたまらない経験でした。

「まずかったって言われたらどうしよう」

「失敗作だと思われたら…?」

そんな思いに押しつぶされそうになりながらも、私は自分を励まし、焼き続けました。

 

ある時、「2:6:2の法則」というものを知りました。

世の中には、

2割の人はすごく喜んでくれる人、

6割の人は特に何も感じない人、

2割の人は否定的な反応をする人がいる――という考え方。

 

私は、その“否定の2割”の言葉を、

まるで人生を否定されたかのように重く受け取ってしまっていました。

でも、この法則を知ってから、私は目の前の世界が少し変わったように思いました。

 

すべての人に好かれなくてもいい。

2割の否定に負けそうになっても、残りの8割の人の中には、

私の作ったお菓子を楽しみにしてくれる人がいる。

 

だったら私は、その人たちのために、作り続けよう。

 

そう思えるようになったのです。

 

もちろん、心は揺れます。

否定の言葉に傷つく日もあります。

それでも私は、お菓子作りを通して「私にもできることがある」と思えるようになりました。

 

それはほんの小さな“できた”の積み重ね。

でも、その積み重ねこそが、

「自己効力感(=自分には何かを達成する力がある)」という力に育っていったのです。

 

そしてその先に、自分を少しだけ信じられる“自己肯定感”が、

ゆっくり、でも確かに育っていったように思います。

 

 

否定の声より、自分の内なる声を大切にする

 

私たちはとても繊細な存在です。

たったひとことの否定に、心がくじけてしまうこともある。

でも、評価とは「その人の視点」でしかありません。

 

大切なのは、他人の声よりも――

自分が「これをやってみたい」「これが好き」と思ったその気持ち。

 

気持ちに従って、小さな一歩を踏み出したこと、

そして続けてきたこと。

それこそが、誰にも真似できない“自分との信頼関係”なのだと思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。