先月から始まった、震災にちなんだ連載小説を書いている先生が近所にお住まいなのですが、知っている人が読めば近所だと分かる情景が描かれていて、びっくりしました。
おまけに主人公、うちとそっくりのアパートの住人になってるし

明日以降の展開が楽しみです。
さて、今日は早起きをして県北へドライブに行って来ました。
まず行ったのは、県北の化女沼(けじょぬま)。
2008年10月、ラムサール条約に登録された湿地帯で、ダムが併設されています。


ちょうどNPO法人がイベント(外来魚撲滅作戦)をやっていたので、どんなことをするのか近くで見ていました。


予め仕掛けておいた網を引き上げて、どんな魚がかかっているのかを確認。


ブラックバスやブルーギル(左)の他、ライギョ(右の写真の長い魚)もかかっていて、イベントに参加していた子供や大人が興味深そうに見ていました。
ケーブルテレビ局が取材に来ていました。
次に行ったのは、海沿いの牡鹿(おしか)半島。
震災時の津波で壊滅的な被害が出た地域です。
私も震災後に訪れたのは初めて。
まずは牡鹿地区。
ここは昔から捕鯨基地があり、捕鯨の文化や鯨の生態を紹介する施設「おしかホエールランド」があります。
ここも津波の被害を受け、現在は休館中です。

左の白い矢印がホエールランド、右の赤い矢印が前庭に展示されている捕鯨船(キャッチャーボート)。
次に牡鹿地区で一番見晴らしのいい「御番所公園」へ。
江戸時代に仙台藩が唐船の襲来に備えて、見張り所を設置していたほど、見晴らしのいい場所だそうです。


ここも震災の影響で、駐車場には地割れが。


ちょっと曇っていたので、きれいな写真は撮れませんでした。
右下の写真は、牡鹿半島から観光船が出ている「金華山(きんかさん)」という島。
島全体が黄金山(こがねやま)神社の神域になっていて、「三年続けてお参りすれば一生お金に困ることはない」という言い伝えがあり、震災前は参拝客がたくさん訪れる島でした。
島には神の使いとして保護されている鹿がたくさんいます。
次に行ったのは女川(おながわ)地区。
東北電力の原発がある地区です。
右の写真で、中央に2本の白い塔(矢印の下)が見える辺りが女川原発があるところ。
日が差していたので、海の青色がきれいに見えました。
今回、震災後初めて沿岸部に行ったのですが、TVで見ていたよりはるかに津波の被害がひどく、復興もまだこれからという感じでした。
ですが、現地の状況をこの目で確認出来てよかったと思いました。