昨日はあちこち見たいところもあって、珍しくJRを使って仙台駅まで出て、それから街中を歩きました。
我が家は仙山線沿線なので、もよりの駅まで歩いても10分かかりません。
駅から仙台駅までは約10分。
車で駅まで行くより早いし、移動するたび駐車場代の心配をしなくていいというわけです。
最初に行ったのが五橋(いつつばし)にある「カメイ美術館 」。
ここは、亀井氏が収集している絵画の他に蝶とこけしが展示されている、ちょっと珍しい美術館。
ここで20日まで「マトコケシ展覧会」を開催中。
「マトコケシ」とは、こけしの木地にロシアのマトリョーシカの描彩を施したもので、描彩はもちろんロシアのマトリョーシカ製作職人が描いています。
会場は大まかに8種類のマトコケシが展示されており、こけしのように地方によって描彩が違うのが面白かったです。
会場内でデジカメで写真撮影をしている女性がいて、あれってありなのかな?と思っていたら、青葉こけし会さんのブログでも場内の写真を紹介されていたので、問題ないみたいですね(許可はもらった方がいいと思いますが)。
美術館のロビーでマトコケシ展覧会用の案内ハガキが置かれていたので、いただいてきました。
売店で「こけし時代」の3.5号(続・土湯特集)と6号(木地山特集)を買ってきました。
3.5号の表紙は切り抜き窓になっていて、切り抜き部分はしおりになります。
インクの色は赤。
震災前、編集長がロシアの主要な国立歴史博物館や玩具博物館、マトリョーシカ博物館に伝統こけし11系統を寄贈したそうです。
その後東日本大震災が起こり、こけしの産地である東北地方が津波と原発事故で被災しました。
それを知ったロシアのマトリョーシカを製作する職人さんたちが、「SAVE JAPAN ありがとう KOKESHI SMILEプロジェクト」に賛同し、お見舞いに、友情の支援をペンにして送ってくれたのが今回の付録。
ロシアでは友情の証にペンを贈る習慣があり、遠く離れている友に、文通で交流をあたためようと贈るそうです。
また、日本では赤い文字で手紙を書くのはタブーとされていますが、ロシアでは「赤」と「美しい」は同じ言葉で語られるので、今回のインクを赤にしたそうです。
6号の木地山特集は、こけし産地すごろくハンカチが付録。
4号は作並特集で以前購入済。
5号は鳴子編でしたが、まだ在庫もあったので、次回に。
本来は2号の南部編が欲しかったのですが、既に売り切れていました。
美術館を出た後、しばらく行っていなかった駅前の「ボークス」に寄ってみたり(奥のドールブースで何かイベントがあったらしく、行った時には入口に行列が出来ていました)、商店街をブラブラしてたどり着いたのが「しまぬき 」。
ここの店頭スペースで、遠刈田系新人工人さんのこけし実演販売があるというので、行ってみたわけです。
昨日の担当は「達曽部早苗(たっそべさなえ)」工人。
当初予定にはなかったのですが、旦那さんがじっくり吟味してこちらのこけしを購入。
胴に梅の模様がたくさん入っていて、私も買うとしたらこれかなぁと思っていたので、お迎え出来てよかったです。
6寸(18cm)で1050円でしたが、1000円におまけしていただきました。
店を出たのが昼近くだったので、去年末まで年賀はがき販売のバイトしていた百貨店近くの仙台っ子ラーメンでラーメンを食べて、バスで帰ってきました。
その後、車でホビーショップNへ出かけ、昨日紹介したねんどろいどもあのきゅうばんとくりっぷ、ガンダムマーカーの赤と消しペンを買ってきました。
今年最初のこけし購入でしたが、いいものが買えたと思います。
また今年もあちこちこけし旅に行けたらいいなぁ。