休みが終わる。
研究が再開される。
詰られる毎日がまた始まる。
ああ、はぁ、と唸りながらため息をついている。
動悸はもちろんのこと、胸がじりじりして、喉がつまるような感覚がある。
ひたすら憂うつ。
ミスを指摘されるのは当然受け入れるのだが、全く無関係で何でもないことも理不尽に責められるのは堪える。
それ(詰り)がトークアプリで一度に20~30件届く、というのが繰り返されると、通知音がいよいよ嫌なものになるのである。
通知音が鳴ると心臓が跳ねるようになったのはこのためである。
うーうー唸っていたら煮物を焦がした。
鍋の前にいながら何をやっているんだ。