戦前・戦後、軍国主義とは一線を画した偉大な起業家達がいた。
私の大好きな、本田宗一郎氏、盛田昭夫氏など、そしてトヨタ自動車創業の豊田喜一郎氏もその一人だ。
本田宗一郎氏の逸話や伝記は何度も読んだが、豊田喜一郎氏の創業時のことはよく知らない。
TBSの「LEADERS」はその豊田喜一郎氏をモデルにしたと言うことで前編を観てみた。
当時日本で自動車を生産することの無謀さと国産車を日本中いや世界中に走らせたいという夢のギャップ、この壁を乗り越える様はよく描かれている。
しかしいくつかの疑問が生じた。豊田氏をモデルにしているとは言えあくまでもフィクション(登場人物の名前が、愛知佐一郎となっている)多少の誇張、事実と違うエピソードも良いけれど、それが本来本田宗一郎氏の実際にあったエピソードであるとならば、異議申し立てしたい。
実際豊田氏の伝記を知らないので、私の認識がまちがっていたらごめんなさいですが・・・・
疑問1
ドラマの冒頭、主人公、愛知佐一郎氏が自転車にエンジンをつけたものを作ったと喜んで走るシーンがあるが、豊田喜一郎氏はこのような自転車をつくったのだろうか?
この自転車にエンジンをつけて走る乗り物は、私の認識では戦後、本田宗一郎氏が製作した「バタバタ」である。燃料タンクは湯たんぽを使用したはず。これが本田の最初のヒット商品だったと思う。
疑問2
国策で自動車製造メーカーが絞られるため出来損ないのトラックを量産するシーンがあるが
歴史では、戦後の国の政策で、自動車生産が出来る会社絞られることになり、その条件にすでに自動車を量産していることがあったため、法令化される前に、やっつけ仕事で軽トラックを量産してなんとか自動車生産出来るメーカーになったのは、本田であったはず。トヨタはすでに量産していた
このとき宗一郎氏は、一般の人間が自由闊達に技術開発することを制限するこの法案に烈火のごとく反対したということも記憶している。
疑問3
自動車の性能テストのため名古屋から箱根をこえて東京まで行くシーンがあったが、これも本田がバイクを製造したさい浜松から箱根までテストにいったエピソードに似ている
フィクションとはいえ、他の偉人のエピソードを取り混ぜることは納得がいかない、このような扱いでは事実を知らない人たちは、この本田宗一郎氏の有名な逸話も、トヨタの歴史中のエピソードと思われてしまう。
このような流用をするのであれば、出典というか誰のエピソードをモチーフにしたか。明らかにしてしようすべきである。