次男が手足口病になった。

「お口いたいよ〜」と、機嫌悪く泣いたり怒ったり。

アイスクリームをあげてみたら自信がついたらしく、昨日近所のおじさんに大量にもらったブルーベリーを混ぜると言って何度もおかわりしていた。


そのうち塩味が欲しくなってきたようで、こちらは近所のおばさんにもらったきゅうりを試しに塩揉みしてあげたところ、恐るおそるぽりぽりと齧りながら食感と塩味を満喫していた。


きゅうりを食べない家庭は夏にどうやってやり過ごしているんだろう?と真剣に思うほど、我が家は毎日食卓にきゅうりが上がる。夏バテ気味の身体にはきゅうりが一番だ、ときゅうりが大好物の母が自負している。


黒猫しっぽ黒猫からだ黒猫あたま


高熱の後と口内の痛みから寝つきが悪い次男。

「ママ抱っこしてー。おっきな抱っこ」と、立って抱っこすることをせがむ。

やれやれ。14kgの重さがずっしりと腰に痛みを刻む。

ふと、昔、寝かしつけで歌っていた歌が口から溢れた。


「一匹の ノネズミが あなぐらに おちこんで…」


それを聞いた次男がはっとした顔をして、ニヤッと笑った。

覚えていたかと尋ねたら「ちょっとだけ覚えていなかったよ」と。(忘れていたけど思い出したと言いたかったらしい。)


その後、抱っこされていた赤ちゃん時代の自分が走馬灯のように蘇ったのか、

「ママどうしてここにボタンある服着ないの?」

「ここ(首)のキラキラしたヒモみたいなのつけないの?」と、産休中の私の部屋着や四六時中着していたネックレスの話をしていた。

「すごいね、そうやってママのこと見てたんだね」と驚いて返すと

「赤ちゃんのときさ、頭こーんなにぐらぐらしてたよ」と自分の頭をかっくんかっくん上下左右に動かして見せた。


え…

首座っていない感覚あったのか?!!


いやまて、私そんな雑に赤ん坊を扱っていないし。


まさかの育児ミスを本人から指摘されてしまったような衝撃と、幼児の奇跡のような記憶力を目の当たりにして驚きと感動が…(いや、受け入れて難い事実が)まさかの同時襲来し、とにかく気持ちの置き場がない。


ひとまずその動揺を隠すように、

「一匹の ノネズミが あなぐらに 落ち込んで…」と歌ったみせた。


次男は大喜びで笑って何度もリクエストし、もう二人とも寝ている場合でなくなった。