私は気管から二股に分かれず
右肺のみの状態で
生まれました
 
 
それが分かったのが
3歳児検診の時
そこから検査入院し
幼稚園の頃は
鼠蹊ヘルニアになったこともあり
就学前は毎年
夏休みに入院していました
 
 
両親からは
 
「アンタは片肺ないだけで
普通の人間や」
 
と言われて
育ちました
 
 
それから20年ほど過ぎた頃
私の片肺を見つけてくれた
保健センターで勤めることとなり
そこで初めて
 
「あなたの体なら
子どもの頃に申請したら
身体障がい者手帳が
もらえたと思う
今、あなたと同じ状態が
分かった子どもなら
確実に申請したら通るよ」
 
 
と保健師さんから
障がい制度で税金助成や
月々お金がもらえる実態を聞き
私は無心で
障がい者制度を

調べ始めました

 



 

わざわざ専門外来まで

受診して

分かったことは

 

 

現行の呼吸器系障がいの判定は

戦傷者を基準した数値

なので大人になってからの

中途申請での判定は

かなり厳しいこと

 

 

長年、今の私の体の状態で

生きてこられた事実がある以上

中途申請する必要性はない

と判断されること

 

 


この事実が分かり
悔しさと、両親への怒りで
いっぱいになりました
 
 
 
 
子どもの頃に申請してもらえてたら
 
支払わなくて良かった
お金があったかもしれない
 
働きながらでも
もらえていたお金が
あったかもしれない
 

もっと楽に
障がい者枠で就職
できたかももしれない
 
 
私はこの、たらればに
押しつぶされそうになっていました
 
 
 
続きます