去年から今年2月にかけて保護した猫たちが29匹いました。


TNRをして地域猫にした猫、みやざき愛護センターの譲渡会に参加して家族を探した猫、セラピーキャットとして我が家に迎え入れた猫達です。
私の記録として残しておきます。

そして、私の記憶から消してはいけない猫達です。












私の思いは一つ

野良猫がネズミ算の如く次々と子供を産んで、その子猫たちがカラスの餌になったり、病気で死んだリゴミを漁って叩かれたり虐待をされたり、どこかに捨てられたりされるなど、生きていることが罪なように扱われる事を防ぎたいのです。

母猫が一生懸命子育てしている姿も見てきています。
でも、野良猫には幸せがありません。

多い時には家の中に15匹保護していました。管理が大変でした😅


病気を治す、譲渡猫になれるかの見極め、譲渡会への参加、地域猫に戻すなど色んなことが同時進行していました。
流石に15 匹いた時は自分のキャパを超えていて落ち込みました。

でも、私が勝手にしたことです。私の独断でしたことなんです。
猫達にも言い分があったんです。

猫達の世界で生きてきた猫は猫の群れに返せと訴えます。たった2ヶ月の子猫は1ヶ月生活をともにしても私を目の敵にしました。


左メス右オスの2ヶ月の姉弟です。
TNR 時に捕獲器に入りました。この子猫達はTNRをするには若すぎます。ここの餌やりさんは高齢にてエサをあげるだけで猫と触れ合うことはなく、全ての猫の性別を把握していません。ならば手懐けて性別確認後またここに戻そうと思いました。

子猫なのに毎日私を威嚇してきます。餌をあげるのに始め傷だらけになりました。手袋をしなかった私のミスです。


噛まれました。
とにかくこんな激しい子猫は初めてでした。
うかつでした。
弟は少しは私をうけいれてくれましたが、姉の方はとにかく日々猫の群れに戻せと訴えてきます。

この姉弟を猫の群れに戻せない事情がありました。

子猫の便検査をしたら猫回虫の卵が見つかりました。すぐにブロードLINEすると2日後から水溶便になり、沢山の猫回虫がゾロゾロと死んで出てきました。数10匹です。小さな体の腸を食い破る所でした。

特に姉の症状が酷かったです。
抗生剤と下痢止めを上手に服用してやっと虫が退治できました。

そして餌も食べ出し元気になったのですが、姉の方は相変わらず私を威嚇します。



猫の群れで生きてきた子の譲渡は難しいと判断し、
この姉猫は餌やりさんの所に、元生きてきた場所に戻しました。そこには母猫がいて少しは不安材料が減りましたが、なんせ野良猫の寿命は3〜4年です。
元気で生き抜いてと願いお別れしました。

TNRした子は引き続きエサやりさんの元で元気でいるかの確認をしますが、いつの間にか姿が見えなくなる子も多いです。

そして、残された弟


この子は抱くことができます。私を好きではないことは身体中から伝わってきます。
でも少しでも人の手に触れることのできる子は私は譲渡したいと思います。

今、ワクチンを打って熱を出してます。

少しは目が穏やかになったかな。
勝手に譲渡なんか決めるなっと言ってますが、ここは私も引き下がらず、出来るだけ頑張りますと弟に伝えました。 

よく話すことですが、家猫・野良猫・地域猫その生き方を決めるのが人間だということがとても悲しいです。

もうすぐ春です。地域猫活動をしている方がいう恐怖の春です。子猫が沢山生まれるからです。なので地域猫の活動をされている方は、今必死に避妊・去勢をしています。

その前に飼い猫を捨てないでください。飼えないなら飼わないでください。ペットは一生の家族です。
お願いします。

私の個人的な記録を最後まで読んでくださりありがとうございました。