2015年10月16日 大阪松竹座 夜の部 阿弖流為
2回目にして最後の阿弖流為、もっともっともっと観たかった。再演してください。
できたら大阪で、京都でもいいです。いや、東京でも行くけど、キャストは、是非このままでお願いします。
出てきた瞬間から、力強さと美しさで一瞬にして、心を捕まれてしまった立烏帽子。
立ち回りの時にはためく衣装の美しさ。神経の通っていない部分まで、計算しているのか、自由自在だ。
とにかく今回の七さまは、強い!力強い!可憐な女性であるはずだけど、心の奥底の本性が見せる強さが七さまの立ち姿の全部から、ほとばしり出ている。その神髄はアラハバキとなったときに現れる。そしてアラハバキとなってからの方が女性なのだ。泣けた。アラハバキの告白は、泣ける、切ない。もし周りに人がいなければ大声をあげて泣いていたと思う。神であろうと、届かぬ思いは切ない。叶えられない思いを抱くこと、何故それがいけないのだろう。
阿弖流為に受け入れられないその手は、空に伸びたまま。その手を握り返す者はいない。
田村麿呂は、まっすぐだ。田村麻呂を見ながら、一生に一度でいいから、こんな人に、「よかったね」と言いながら頭を撫ぜてもらいたいと、ずっと思っていた。妄想。
阿弖流為が生きていると聞いて「よかったー」と安堵する鈴鹿に、田村麻呂が言う「そうだな」は、絶品。お兄ちゃんぷりが半端ない。迷いのない真っ直ぐさが、田村麻呂、勘九郎さまの魅力。そして勘九郎さんは、お兄ちゃんです。永遠のお兄ちゃん。お兄ちゃんのそばにいれば、怖くないし、寂しくない。そして幸せ。。そんな感じ。。。
そして阿弖流為。
何もかもをひとりで引き受けた男の強さと哀しさ。そして神をも虜にしてしまった罪深き色気。阿弖流為が背負うのは、罪。清廉な罪深き男、それが阿弖流為。阿弖流為を演じる染さまは、何を想っているのだろうか。隣にいても、その心にはどうしても触れられない。そんな感じの阿弖流為、染さま。この触れられない心故の高潔さ、危うさ、切なさなのか。
そして、色気だ。魅了するだけ魅了して、引き付けるだけ引き付けといて、絶対に近寄れない。ひとりで勝手に罪を背負って行ってしまう、そんな感じ。あなたの心が本当に望むことがわかりさえすれば、私はどんなことをしたってその望みを叶えてあげるのにと思わせる男。周りの人はたまったもんじゃない、全く・・
そんな感じ。
御霊御前と稀継の怨霊に操られて自分で自分を傷付けそうになる阿弖流為。この時の表情は忘れられない。色っぽいのです。全く目が離せない。そして鬼となってからの阿弖流為の迫力は、もう受け止めきれない、鬼となったその姿は、涙に曇って歪んでみえた。
ああっ、阿弖流為、最後にあなたは、アラハバキの空に伸びた手を強く握り返したのでしょうか?
2015年10月12日 夜の部 松竹座 「阿弖流為」
観てきました、阿弖流為。
古典じゃないやつ、基本的に受け付けないタイプの歌舞伎。
そもそも、これ、歌舞伎?御簾内でドラム叩いてるぽいし、照明、激しいし。
そんでもって、もしかしてマイク付けてた?セリフもこんなに現代口語体で言いわけ?
ストーリーもキャラクターも単純明快という意味で、漫画なんだけど・・・・・・
なんだけど、なんだけど、いや、漫画だからなのかもしれないケド、
これが、たまらなくかっこいい!やられた。ずっと、口開けっ放しでした。息をのむ暇もない。
とにかく、染さまも、勘九郎さまも、七さまも、エネルギーが溢れてて、恐ろしくかっこいい。
なんだ、なんだ、なんなんだ。なんで、こんなに持ってかれるの?心ぜぇーーーーーんぶ預けちゃいました。
もーーーーどこにでも好きなところに持ってってぇ~!もってけ泥棒!
いやはや、彼らすごいよ。彼らの体からほとばしるものすべてが美しい圧力で、私を圧倒する。
その声、その汗、その視線、飛び散る唾きまでが美しい。
古典の継承と、新しい歌舞伎。この二本立てで継続していくって道もありかなって、初めて思った。
古典に勝る新作は出来ないと思ってたケド、違ってたかも。
今週もう一回、行きます。こんなことなら、5,6回チケット取っとけば、よかった。
観てきました、阿弖流為。
古典じゃないやつ、基本的に受け付けないタイプの歌舞伎。
そもそも、これ、歌舞伎?御簾内でドラム叩いてるぽいし、照明、激しいし。
そんでもって、もしかしてマイク付けてた?セリフもこんなに現代口語体で言いわけ?
ストーリーもキャラクターも単純明快という意味で、漫画なんだけど・・・・・・
なんだけど、なんだけど、いや、漫画だからなのかもしれないケド、
これが、たまらなくかっこいい!やられた。ずっと、口開けっ放しでした。息をのむ暇もない。
とにかく、染さまも、勘九郎さまも、七さまも、エネルギーが溢れてて、恐ろしくかっこいい。
なんだ、なんだ、なんなんだ。なんで、こんなに持ってかれるの?心ぜぇーーーーーんぶ預けちゃいました。
もーーーーどこにでも好きなところに持ってってぇ~!もってけ泥棒!
いやはや、彼らすごいよ。彼らの体からほとばしるものすべてが美しい圧力で、私を圧倒する。
その声、その汗、その視線、飛び散る唾きまでが美しい。
古典の継承と、新しい歌舞伎。この二本立てで継続していくって道もありかなって、初めて思った。
古典に勝る新作は出来ないと思ってたケド、違ってたかも。
今週もう一回、行きます。こんなことなら、5,6回チケット取っとけば、よかった。
今月の南座、お代は一等席でも一万円。花形だし時間も通常より短いので、このお値段なのでしょう。
お買い得です。今月の南座!
歌舞伎のこれからについて語られるとき、新しいお客様の獲得とよく言われます。
新しいお客様は、古典にはついてゆけないと思われているのか、新規顧客の獲得の手段として、
奇をてらった妙な作品が登場します。そんな新作を観るたびに、これが新規顧客を逆に遠ざけているのではないかと心配しておりました。
そんな中、今月の南座です。
この花形こそがまさに新規顧客獲得のための、最も有効な手段ではないでしょうか。
値段設定、上映時間の長さ、そして何よりも、実力のある本当の花形君達で固めた座組み。
ほら、歌舞伎って40代でも花形だから・・・10代20代で固めた今月の南座は、若い!んです、ホントに。ホントに若い花形だけど、みんな上手い!こんなにみんな上手かったっけ?ってぐらい、ほんとにいいです。声も良くとおってるし、動きは花形ならではの弾けっぷりだし、その上ちゃんと色気も出てたし、申し分ないと思いましたよ~。華やかでした!
そして問題の演目も、なんだか変ちくりんな新作ものじゃなく、王道中の王道、白波五人男だしね。魅力的で、色っぽい白波君達でした。
闇梅百物語は、初めて見た演目でしたが、これも若さが魅力となって、恥じてけました。種之助さんは、古風なルックスがとっても素敵なのですが、運動神経も素晴らしのですね。この狐は、もしかしたら猿之助さんだって、こうはゆかないかも、ですよ。
看板の7人のみなさん、ほんとにすばらしかったです。
そして私は、今日の1回しかチケット取ってなかったのです。花形を舐めてました。
ああっ、チケットあったら、また行きます。迷っている方がいらっしゃったら、是非、行ってください。
おすすめです、お買い得です。大満足!!!
(ブログにアクセスするためのパスワードが奇跡的に思い出せました。パスワード失念による沈黙の期間mいっぱい観ました。ボチボチ書きます、書きたいです。)
お買い得です。今月の南座!
歌舞伎のこれからについて語られるとき、新しいお客様の獲得とよく言われます。
新しいお客様は、古典にはついてゆけないと思われているのか、新規顧客の獲得の手段として、
奇をてらった妙な作品が登場します。そんな新作を観るたびに、これが新規顧客を逆に遠ざけているのではないかと心配しておりました。
そんな中、今月の南座です。
この花形こそがまさに新規顧客獲得のための、最も有効な手段ではないでしょうか。
値段設定、上映時間の長さ、そして何よりも、実力のある本当の花形君達で固めた座組み。
ほら、歌舞伎って40代でも花形だから・・・10代20代で固めた今月の南座は、若い!んです、ホントに。ホントに若い花形だけど、みんな上手い!こんなにみんな上手かったっけ?ってぐらい、ほんとにいいです。声も良くとおってるし、動きは花形ならではの弾けっぷりだし、その上ちゃんと色気も出てたし、申し分ないと思いましたよ~。華やかでした!
そして問題の演目も、なんだか変ちくりんな新作ものじゃなく、王道中の王道、白波五人男だしね。魅力的で、色っぽい白波君達でした。
闇梅百物語は、初めて見た演目でしたが、これも若さが魅力となって、恥じてけました。種之助さんは、古風なルックスがとっても素敵なのですが、運動神経も素晴らしのですね。この狐は、もしかしたら猿之助さんだって、こうはゆかないかも、ですよ。
看板の7人のみなさん、ほんとにすばらしかったです。
そして私は、今日の1回しかチケット取ってなかったのです。花形を舐めてました。
ああっ、チケットあったら、また行きます。迷っている方がいらっしゃったら、是非、行ってください。
おすすめです、お買い得です。大満足!!!
(ブログにアクセスするためのパスワードが奇跡的に思い出せました。パスワード失念による沈黙の期間mいっぱい観ました。ボチボチ書きます、書きたいです。)
大阪松竹座 七月大歌舞伎 本日、千穐楽の1日前ですが、昼の部を観てきました。
私の七月は、これで終わりです。しくしく。
お昼の部4回、夜の部1回+3部、4部幕見1回ずつ。
「天保遊侠録」が面白かったです。4回見ても飽きなかったですね、と言うか、何度見ても面白かったです。何故かしら?
ストーリーは結構単純で、よく有りそうな話だし、真山青果、嫌いなはずなのに。
こういうストートーに感動するなんて、ちょっとイケてない感じ(死語ですね
)、この演目よかったって、言い難いようなベタなストーリーなのですよ。でも、面白かった。歌舞伎って、やっぱりよくできてるわ~って、見てる間中、思ってました。なぜなぜ?確かにセリフ回しもいいのです。登場人物それぞれののセリフがなかなか面白い。橘三郎さんが小吉にお説教する場面も何故か大好きです。
でもやっぱり、この演目が魅力的なのは、勝小吉が魅力的な人物に描かれているから、もしくは魅力的な人物に演じられているからでしょう。
橋之助さんの小吉見てたら、勘三郎さんを思い出しちゃいました。
勘三郎さんが、このお役を演じられるのを見たことは無いのですが、勘三郎さんだったら、こういう感じになってたかもって思いが随所に出た来ました。橋之助さんの小吉がとても魅力的だったてことですよね。もうちょっと、もうちょっとだけ、粋に人間臭く魅力をちょちょいと振りかけていただだければ、小吉、たまらなくかっこよく魅力的になると思います。ええ、もちろん今のままでの十分に魅力的なのではありますが。
今日の後半は、勘三郎さんの後、橋之助さんがいらっしゃったなぁ。。って、思いがずっと浮かんでましたね。
麟太郎役の子役さんが、セリフの合間にせき込んでしまった場面がありましたが、橋之助さん、優しく背中をさすってあげておられました。すごく自然で、この場面でも小吉の魅力upですよ~!橋之助さんのお人柄が小吉に加わって、魅力的な人物に仕上がってることは間違いないですね。
よくできてます。面白いです。だからあえて言います。もうちょっとだけ何かをふりかけくださいませ。
絶対にまた、橋之助さんの小吉で、この演目、観たいです!!!
私の七月は、これで終わりです。しくしく。
お昼の部4回、夜の部1回+3部、4部幕見1回ずつ。
「天保遊侠録」が面白かったです。4回見ても飽きなかったですね、と言うか、何度見ても面白かったです。何故かしら?
ストーリーは結構単純で、よく有りそうな話だし、真山青果、嫌いなはずなのに。
こういうストートーに感動するなんて、ちょっとイケてない感じ(死語ですね
)、この演目よかったって、言い難いようなベタなストーリーなのですよ。でも、面白かった。歌舞伎って、やっぱりよくできてるわ~って、見てる間中、思ってました。なぜなぜ?確かにセリフ回しもいいのです。登場人物それぞれののセリフがなかなか面白い。橘三郎さんが小吉にお説教する場面も何故か大好きです。でもやっぱり、この演目が魅力的なのは、勝小吉が魅力的な人物に描かれているから、もしくは魅力的な人物に演じられているからでしょう。
橋之助さんの小吉見てたら、勘三郎さんを思い出しちゃいました。
勘三郎さんが、このお役を演じられるのを見たことは無いのですが、勘三郎さんだったら、こういう感じになってたかもって思いが随所に出た来ました。橋之助さんの小吉がとても魅力的だったてことですよね。もうちょっと、もうちょっとだけ、粋に人間臭く魅力をちょちょいと振りかけていただだければ、小吉、たまらなくかっこよく魅力的になると思います。ええ、もちろん今のままでの十分に魅力的なのではありますが。
今日の後半は、勘三郎さんの後、橋之助さんがいらっしゃったなぁ。。って、思いがずっと浮かんでましたね。
麟太郎役の子役さんが、セリフの合間にせき込んでしまった場面がありましたが、橋之助さん、優しく背中をさすってあげておられました。すごく自然で、この場面でも小吉の魅力upですよ~!橋之助さんのお人柄が小吉に加わって、魅力的な人物に仕上がってることは間違いないですね。
よくできてます。面白いです。だからあえて言います。もうちょっとだけ何かをふりかけくださいませ。
絶対にまた、橋之助さんの小吉で、この演目、観たいです!!!
昨日、あれだけ我慢なのだ!と書いたけど、こうなる結果は、予想してました。
昼の部、ポチっと、一回だけ
千秋楽は、さすがにあきらめて、土曜日にもう一回、松王丸を見に行きます!
わ~い!嬉しい!
またまた、舞台に向かって下手側は、やむを得ず。松王丸、堪能してきます!
昼の部、ポチっと、一回だけ

千秋楽は、さすがにあきらめて、土曜日にもう一回、松王丸を見に行きます!
わ~い!嬉しい!
またまた、舞台に向かって下手側は、やむを得ず。松王丸、堪能してきます!
