そんなわけでおとんが消灯時間になり帰宅の準備を始めると、1歳児でもしっかりわかるようで、毎夜毎夜9時になると部屋中に響き渡る我が暴走おチビ様1号2号の





ぎゃああああああああああああああああああ

うぎゃあああああああああああああああああ



小児科病棟にいる皆様が「あ、あの双子ちゃんのパパが帰らはる時間なのね」とわかる大絶叫が約5分ほど続きます。




そうよね。

おかんもおとんが帰る時間になると切ないから気持ちはよくわかるわよ。



その時ふと気がついたのです。

おかんがさっきトイレに行った時・・・・



おチビ様たちは・・・・・



そういえば・・・・・









泣かねぇ・・・




というわけで翌日から「ちょっと洗い物してくるから待ってて」と言って離れるフリをしてみるおかん。


おチビ様たちは・・・・







泣かねぇ・・・









「ちょっと詰所行ってくるから待ってて」と言ってリアルに離れてみるおかん。


おチビ様たちは・・・・・







泣かねぇ・・・









ならばちょっとコンビニに行ってみようと、小児科病棟の3階から1階の院内のコンビニへ。

万が一故障してはいけないのでエレベーターを使わずに往復階段で、猛ダッシュ。

帰りの途で、病棟に戻ってきたと同時に響き渡っている我がチビたちの





大絶叫


さすがに調子こきすぎたし!叫んでるし!ヤバいし!と思い、25mほどの距離をフルパワーで走って部屋に戻ってきたおかんの目に驚愕の光景が。






なんと我がおチビ様1号2号は、母親がいない隙を見て・・・・・・












枕投げ大会









君たちは病院で何をしているのか・・・


修学旅行ではないのだぜ・・・


入院患者が枕投げ大会って・・・





そう思ったおかんですが、逆に言えばそれだけ元気になったという事。

おかんがいなくても号泣しないのは、逆に言えば拘束されなくてすむという事。




まぁ良しとしよう。



がしかし、いくらなんでも







盛り上がりすぎ。


そんな感じでウサギさんの檻で双子の看病はなかなか難しく、おとんが朝9時から夜9時まで一緒に付き添いしてくれることに。


そんなわけでよく話しておりました。

入院中の1歳8ヶ月のおチビの双子ちゃんの両親の会話は、やはり重苦しいもの・・・・・・








ではなく。








ただでさえウサギさんの檻に一家が勢揃い。重苦しい会話なんぞしている余裕はございません。





爆笑トーク





が延々と続きます。その中でも最高傑作がこちら。

おかんがぼ~っとしていた時、おとんが絶妙のタイミングでドアの方向を見て一言。









あ!東方神起や!



うそっ!えっ!





日本の、京都の、病院の、小児科の病棟の、一般のお部屋に東方神起が





いるわけねぇ





自分で自分が恥ずかしくなり爆笑していると、おとんが言いました。






「まぁ俺が東方神起の一人やとは誰も気がついとらんねん。」



「東方神起の誰やの。」



「ぅえ?」



(おとんが「ぅえ?」という時は大体オチを考えているのです。)



「だから東方神起のなんてゆうメンバーやの。」



「俺、他のメンバーの名前知らんがな。」



「ジェジュンに、ユノに、チャンミンに、ユチョンに、ジュンス・・・でなんていうメンバーやの。」



「俺はやな・・・・

















ナチョスや」



微妙にユチョンとジュンスとかぶっている名前。


そんなおとんの最高級のオチにお隣さんが








ぷっ(笑)






くくくくくく・・・・(笑)







我慢しておられました。お菓子をむさぼり食いながら(笑)

入院話は続きます。

そんな感じで始まった入院生活。


一番最初におとんとおかんは、部屋中に響き渡る声で言いました。




「個室を。」




なぜならば我がおチビ様たちが一筋縄ではいかないことを誰よりもよく知っているご両親。

がしかし、おチビ様たちの爆走ぶりを知らない看護婦さんたちは





小児科にはいつ何時、命の危険が目前に迫っている重症患者さんが運ばれてくるかわからないので国から個室と空きベッドを必ず開けておくように言われています。






わかっとるわおかん心で叫びます。





ですので1部屋開いてはいるのですが、申し訳ありませんが相部屋で我慢して下さい。






ええんやな。







ゆうたで。




知らんで。












そんなこんなで相部屋になってしまった暴走双子1号2号


ウサギさんの檻に慣れた頃からオリジナルの遊びを楽しみました、

2号は暇さえあれば柵を叩く、努力家のドラマー。部屋中に響き渡る



カンカンカンカンカンカンカンカン

カンカンカンカンカンカンカンカン

カンカンカンカンカンカンカンカン

カンカンカンカンカンカンカンカン

カンカンカンカンカンカンカンカン

カンカンカンカンカンカンカンカン

カンカンカンカンカンカンカンカン

カンカンカンカンカンカンカンカン




朝から寝るまで暇さえあれば



カンカンカンカンカンカンカンカン

カンカンカンカンカンカンカンカン

カンカンカンカンカンカンカンカン

カンカンカンカンカンカンカンカン

カンカンカンカンカンカンカンカン

カンカンカンカンカンカンカンカン

カンカンカンカンカンカンカンカン

カンカンカンカンカンカンカンカン






もしかしてサクラダファミリアの





建築の続きか?




一方の1号はどうにも気になるスイッチ類。


「あら。あのポッチは何かちら」


「あたち、ポッチ押してみようかちら」の



ナースコール連発。



「ポッチを押したら誰が来るのよね」




学習能力の高い1号は瞬時に覚えてしまい、詰め所に響き渡るピンポンピンポンが部屋まで聞こえ

あまりに気の毒なのでおかんは



「二人分のナースコールを一度に押したら本当に呼んでますので」




と1号のピンポンダッシュをシカトするように要請。あまりに気の毒ですわよ。

1号が押すナースコールに呼ばれてやってくる看護婦さん。

その看護婦さんに一回一回「子供が押しました・・・・・・ずびばぜん・・・・」と説明しなくてはいけない



自分が。



そんなこんなで相部屋の皆様には本当にご迷惑をおかけしたであろうことは間違いないのですが

ようやく落ち着いた初日の深夜に気がついたのです。



お隣さんはなぜか消灯時間になってからとても静かにお菓子をむさぼり食うことを・・・・。



ぼりぼりぼりぼりぼりぼりぼりぼり

ぼりぼりぼりぼりぼりぼりぼりぼり

ぼりぼりぼりぼりぼりぼりぼりぼり

ぼりぼりぼりぼりぼりぼりぼりぼり

ぼりぼりぼりぼりぼりぼりぼりぼ



28分間に渡って延々とお菓子を食っておりました。

最後に炭酸飲料を飲み干して、




げぼ



と小さくゲップをして終了。この時間にそれだけ食うて大丈夫なのか・・と思っていたおかん。

翌日、お見舞いに来たお隣さんの、おじいちゃんとおばあちゃん。



婆「●●ちゃんは食べられているの?」

爺「●●ちゃん、24時間病院やもんなぁ・・・・食べてないんやろ」

嫁「看病で精一杯で・・・食欲がなくて」





はぁ?




婆「そらそうやなぁ。病院にいるだけでも気分が滅入るもんね。」

嫁「ええ。何かどうでもよくなって」

爺「食べな具合悪なんで」

嫁「食べるという行為がもう面倒で」



はぁ?




爺「何か食べたいものはないのか」

婆「そうね。何か買ってきたげるよ」

爺「食べたいと思うもんやったらちょっとでも口に入れられるやろ」

嫁「う~ん・・・・あんまり・・・・」





はぁ?






嫁「お菓子かな(笑)」

爺「やっぱり(笑)」

婆「だと思った(笑)」





おかんウケました。


入院話はまだまだ続きます。